多動な末っ子のしつけに悩むあなたへ：状況別の対応策と親としての心の持ち方
多動な末っ子のしつけに悩むあなたへ：状況別の対応策と親としての心の持ち方
この記事では、多動傾向のあるお子さんのしつけに悩むお母さんに向けて、具体的な対応策と、親としての心の持ち方について解説します。お子さんの特性を理解し、適切な対応をすることで、親子共に穏やかな日々を送れるようになります。専門家の視点も交えながら、実践的なアドバイスを提供します。
多動な末息子ですが、しつけにいきづまっています・・
わたしは１６歳・８歳・４歳の３人の息子がおります。そのうち４歳の息子ですが、やや多動なところと こだわりがとても強いところがあります。小さいころから、気になっていましたので、療育センター他で診察を 定期的にうけておりますが、現在のところはっきりした診断はおりておりません。現在は、週２回の未収園児保育にのみ通わせております。
真ん中の８歳の息子は、広汎性発達障害と診断され、現在支援級に在籍していますが、とても温和な子です。
相談なのですが、４歳の末息子が、人のいるところでは、特にじっとしていたりできないことと 順番などに非常にこだわることで、親の私がどういうふうにしつけていったらいいのかわからなくなってしまいました。
今日８歳のほうが、インフルエンザで休んでおり、登校許可をもらうのに、医院へいくのに、末息子のほうも連れて行かなければいけなかったのですが、（比較的空いている内科で見てもらってはいるのですが）、病院の待合で、座ってることができずに、ピョンピョン＆バタバタしてしまって、お年寄りで足の不自由な女性にぶつかってしまい・大変迷惑をおかけしました。
病院へいる間中 私は「お医者さんでは静かにすわっています！！」と何回も言ったのですが、聞いていないのか やっぱりじっとはできません。椅子に手をついてピョンピョンしてるか、走り回ります。押さえつけると大暴れします。以前 ベネッセの子供ちゃれんじで、そういう特集があったので、ちゃんとできるように よくＤＶＤをみせたりしていましたが・・
帰りにスーパーで夕食の買い物をするときも、１人で、勝手にカートを押していってしまい、他の人にぶつかって大迷惑です。注意しても ぜんぜん こちらの言うことを聞いていないみたいに見えます。押さえるとギャーギャーと叫んであばれます。
帰りの車の中で、、、、末息子は、いつも「車に乗るのも自分が一番先！！座るのも自分が一番先じゃないとだめ！！」と思っているようで、 兄をおしのけて 頭突きを食らわせ、大人しい兄のほうは痛くて大泣きをしました。
私はさすがに 頭にきて 頭をコッツンしてしまい、「いつも自分が一番にはなれないの！！！」と怒鳴りつけてしまいました・・・
一時の感情で、怒ったものの 自己嫌悪で、親として失格な思いでいっぱいです。
こういうとき どうしたら冷静にしつけられますか？どうかアドバイスをお願いしますm(uu)m
1. お子さんの特性を理解する
まず、お子さんの行動の背景にある特性を理解することが重要です。多動性（ADHD:注意欠如・多動性障害）やこだわりが強いという特性は、お子さんの行動に大きな影響を与えます。これらの特性は、単なる「わがまま」や「しつけの問題」ではなく、脳機能の発達特性によるものです。
- 多動性: じっとしていられない、落ち着きがない、衝動的に行動するなどの特徴があります。これは、脳の前頭前野の発達の遅れが関係していると考えられています。
- こだわり: 特定の物事への強い興味や執着、順番やルールへの強いこだわりが見られます。これは、自閉スペクトラム症（ASD）の特性の一つである可能性があります。
お子さんの特性を理解することで、なぜそのような行動をするのかを客観的に捉えることができます。その上で、適切な対応方法を見つけることが可能になります。
2. 具体的な状況別の対応策
ここでは、具体的な状況別に、どのような対応が有効なのかを解説します。
2.1. 病院での対応
病院の待合室でじっとしていられない場合、事前に準備をすることが重要です。
- 事前準備: 病院に行く前に、お子さんに「病院では静かに待つこと」を具体的に伝えましょう。絵本や動画を見せるなど、視覚的な情報も活用すると効果的です。
- 持ち物: お子さんが集中できるおもちゃや絵本、タブレットなどを準備しましょう。静かに遊べるものを選ぶことがポイントです。
- 工夫: 待合室では、お子さんが座って待てるように、クッションや座布団を用意するのも良いでしょう。
- 声かけ: 待っている間は、定期的に「あと少しで順番だよ」「よく頑張っているね」など、声かけをして、お子さんの集中力をサポートしましょう。
- 諦めも肝心: どうしてもじっとしていられない場合は、外に出て少し体を動かさせるなど、状況に応じて柔軟に対応することも大切です。
2.2. スーパーでの対応
スーパーでの行動は、お子さんの安全を確保しつつ、周囲への迷惑を最小限に抑えることが重要です。
- カート: カートを押すことへの興味を尊重しつつ、安全に配慮しましょう。カートに座らせる、または、親御さんがカートを押す際に、お子さんに一緒に押してもらうなど、役割を与えるのも良いでしょう。
- ルール: 事前に「店内では走らない」「商品に触らない」などのルールを伝え、守れたら褒めてあげましょう。
- 声かけ: 買い物中は、お子さんの注意を引くために、商品の名前を言ったり、一緒に選んだりするなど、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
- 回避策: 混雑する時間帯を避ける、または、事前に必要なものをリストアップし、短時間で済ませるなどの工夫も有効です。
2.3. 車内での対応
車内での順番のこだわりは、兄弟間のトラブルに発展しやすいため、注意が必要です。
- ルール: 車に乗る順番や座席について、事前にルールを決め、お子さんに伝えましょう。「今日は〇〇君が先ね」など、具体的に伝えることが重要です。
- 代替案: 順番を譲り合うことの重要性を教えつつ、どうしても譲れない場合は、別の方法を提案しましょう。「じゃあ、今日は〇〇君が窓側ね」など、代替案を示すことで、お子さんの満足度を高めることができます。
- 褒める: 順番を守れたら、たくさん褒めてあげましょう。褒めることで、良い行動を強化することができます。
- 安全: 車内での安全を最優先に考え、シートベルトの着用を徹底しましょう。
3. 感情的な対応と自己肯定感を育む
お子さんの行動にイライラしてしまうことは、誰にでもあります。しかし、感情的に対応すると、状況が悪化することが多いです。冷静さを保ち、お子さんの自己肯定感を育むことが重要です。
- 深呼吸: イライラしたときは、深呼吸をして冷静になりましょう。
- 言葉遣い: 怒鳴ったり、人格を否定するような言葉遣いは避けましょう。
- 肯定的な言葉: 良い行動をしたときは、具体的に褒めてあげましょう。「〇〇できたね！すごいね！」など、肯定的な言葉をかけることで、お子さんの自己肯定感を高めることができます。
- 共感: お子さんの気持ちに寄り添い、共感する姿勢を示しましょう。「〇〇したかったんだね。でも、〇〇だから、今回はできないんだよ」など、感情を理解しようとすることが大切です。
- 親としての自己肯定感: 完璧な親はいません。うまくいかないときは、自分を責めすぎず、「次、頑張ろう」と前向きに考えましょう。
4. 専門家への相談とサポート
一人で抱え込まず、専門家に相談することも重要です。専門家は、お子さんの特性に合わせた具体的なアドバイスをしてくれます。
- 療育センター: 療育センターでは、お子さんの発達をサポートするためのプログラムを提供しています。専門家による指導や、他の保護者との交流を通して、様々な情報を得ることができます。
- 発達外来: 医師による診察を受け、お子さんの状態を詳しく把握することができます。必要に応じて、薬物療法などの治療を受けることも可能です。
- カウンセリング: 心理カウンセラーに相談することで、お子さんの心理的なサポートを受けることができます。また、親御さん自身の心のケアも重要です。
- 地域の相談窓口: 各自治体には、子育てに関する相談窓口があります。専門家への紹介や、様々な情報提供を受けることができます。
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5. 親としての心の持ち方
多動傾向のあるお子さんを育てることは、大変なことも多いですが、同時に、かけがえのない経験でもあります。親として、どのように心構えを持つかが、お子さんの成長と、家族全体の幸福に大きく影響します。
- 焦らない: すぐに結果が出なくても、焦らず、根気強く対応しましょう。
- 完璧を求めない: 完璧な親を目指すのではなく、お子さんの良いところを見つけ、褒めてあげましょう。
- 休息: 疲れたときは、休息を取りましょう。一人で抱え込まず、家族や友人、専門家に頼ることも大切です。
- 楽しむ: お子さんとの時間を楽しみましょう。一緒に遊んだり、会話をしたりすることで、絆を深めることができます。
- 情報収集: 最新の情報や、他の保護者の体験談を参考にしましょう。
- 自分を大切に: 母親である前に、一人の人間です。自分の時間も大切にし、心身ともに健康を保ちましょう。
6. 成功事例から学ぶ
実際に、多動傾向のあるお子さんを育てている親御さんの体験談は、大きな励みになります。ここでは、成功事例をいくつか紹介します。
- 事例1: 病院での待機時間対策として、タブレットに好きな動画をダウンロードし、イヤホンを装着させて、静かに待つ習慣をつけた。
- 事例2: スーパーでの買い物では、事前に「今日は〇〇を買う」と具体的に伝え、一緒に商品を選ぶことで、落ち着いて買い物ができるようになった。
- 事例3: 車内での順番のこだわりに対して、交代で座る日を設け、順番を守れたら、特別なご褒美を用意することで、兄弟間のトラブルが減った。
これらの事例から、お子さんの特性に合わせた工夫と、親御さんの根気強いサポートが、状況を改善させるために重要であることがわかります。
7. まとめ： 諦めずに、お子さんと向き合う
多動傾向のあるお子さんのしつけは、簡単ではありません。しかし、お子さんの特性を理解し、適切な対応をすることで、必ず状況は改善します。焦らず、諦めずに、お子さんと向き合い、共に成長していくことが大切です。親御さん自身も、心身ともに健康を保ち、無理のない範囲で、子育てを楽しんでください。
この記事が、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。応援しています。
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