「障害者であることにもほどがある」と言われた私が、自分らしく生きるためにできること
「障害者であることにもほどがある」と言われた私が、自分らしく生きるためにできること
この度はご相談ありがとうございます。19歳、大学生の方ですね。定期代の件で父親から心ない言葉を浴びせられ、将来への不安を募らせているとのこと。発達障害やトゥレット症候群を抱え、過去の経験から人間関係にも苦労されている状況、大変お辛いですね。今回の記事では、あなたの抱える悩みに対し、自己肯定感を高め、自分らしく生きるための具体的な方法を、キャリア支援の専門家である私の視点から提案します。
こんばんは。私は現在19歳、大学生をしています。1月末で学期が終わったのですが、4月初旬までの定期を買ってしまいました。それは親が払っていたので、こっぴどく叱られました。ちなみに悪気はありません。たまに街に出かけるので、その時にお金を払って貰う必要はないと考えての行動でした。
バイトは禁止されています。
叱られた時、父親が私の発達障害についてこう罵りました。
「お前は頭が悪いのか？」
「障害者であるにもほどがある」
私は小学2年生の頃に発達障害を理由に特別支援学級に編入させられ、4年生までいたものです。その間に実母がモンスターペアレントだったことや、特別支援学級に入れられたことへのストレスからトゥレット症候群を患い、10年以上たった今でもたまに症状が出ます。
また、普通学級に入っていた1年生の頃に通っていた言葉の教室も、「特別支援学級なら言葉の教室の役割を果たす」との事でしたが、結局約束は反故にされてしまいました。
今でも「血」と発音しようとすると「き」と聞こえるらしく、また話し方も健常者とは違うところがあるのでとても恥ずかしいです。
話し方で発達障害がバレたこともあります。
父親は障害に理解があるふりをしているようですが、実際「障害者」であることを無理矢理意識させるような言動をしてきます。
私はただ、きちんと生きたいだけなのに…。
昔は障害者と認識されるのが嫌で仕方なかった障害者手帳を持った今、それが当たり前になってる自分がとても情けないです。
また、人付き合いも特別支援学級にいた間に変わってしまいました。
今まで当たり前にできていたことが所属していた間に出来なくなっていたし、戻った5年生からは男子とイザコザがあるたび、「特殊学級に戻れ」と罵倒されました。
地元ではいろんな意味で有名だったので、図書館にいても「あ、あいつだ」と指を刺されて笑われました。今も笑われるのが怖くて、イヤホンをずっとしています。
ですがその立場に甘んじる自分もいて、悲しくなります。道化にならないと、相手に肯定的に受け入れてもらえないからです。
高校時代に親しくしていた知り合いには裏切られて、他の友人と親しくしている様を見せつけられるし、もう一人で居続ける自分になれるのは辛いです。小学生の頃から一人です。本当の味方なんていやしない。大抵私を馬鹿にしたり、差別したりのどちらかです。
継母には「お父さんは感情的になったのよ」「あなたが何度言っても言うことを聞かないから」と言われましたが、私はそういうことに怒っているのではありません。
障害に理解があるフリをして、平気で「馬鹿」、「デブ」、「意志の弱いヤツ」と言ってくる父親の姿勢に疑問を持っているのです。
もう私はきちんと生きていける自信がありません。他人に馬鹿にされ、騙される人生を送るのだと思うと死にたくなります。でも意識がなくなるのが怖くて死ねません。
今夜は不安で眠れそうにないです。
どうすればいいでしょうか。
1. 自己肯定感を高めるための具体的なステップ
まず、あなたの置かれている状況がどれほど困難であるかを理解することが重要です。親からの心ない言葉、過去のいじめや裏切り、そして将来への不安。これらは、あなたの自己肯定感を著しく低下させる要因となります。しかし、自己肯定感は、意識的に高めることが可能です。具体的なステップを以下に示します。
1-1. 自分の強みと価値を認識する
あなたは、これまで多くの困難を乗り越えてきました。発達障害やトゥレット症候群を抱えながら、大学生として学業に励んでいること自体が、あなたの強さの証です。また、困難な状況下でも「きちんと生きたい」という強い意志を持っていることも、あなたの大きな価値です。
- 強みリストの作成: 自分の強み、得意なこと、好きなことをリストアップしてみましょう。例えば、「粘り強く物事に取り組むことができる」「人の気持ちを理解しようと努力する」「興味のあることには熱中できる」など、どんな些細なことでも構いません。
- 自己肯定的な言葉を意識する: 毎日、鏡の前で「私はできる」「私は価値がある」といった自己肯定的な言葉を口に出しましょう。最初は抵抗があるかもしれませんが、継続することで効果が現れます。
1-2. 過去の経験を肯定的に捉え直す
過去の辛い経験は、あなたを苦しめるだけでなく、成長の糧ともなり得ます。特別支援学級での経験、いじめ、裏切り…これらの経験を通して、あなたは人に対する優しさや共感力を育んだはずです。また、困難な状況を乗り越えるための、様々なスキルを身につけたはずです。
- 経験の振り返り: 過去の経験をノートに書き出し、そこから何を学んだのか、どんな成長があったのかを分析してみましょう。
- 感謝の気持ちを持つ: 困難な経験を通して、支えてくれた人や、助けてくれた出来事に感謝の気持ちを持つようにしましょう。
1-3. 自分を大切にする習慣を身につける
自己肯定感を高めるためには、自分自身を大切にすることが不可欠です。心身ともに健康な状態を保つために、以下の習慣を実践しましょう。
- 十分な睡眠: 質の高い睡眠は、心身の健康に不可欠です。規則正しい睡眠時間を確保し、寝る前にリラックスできる環境を整えましょう。
- バランスの取れた食事: 健康的な食事は、心身の健康を支えます。栄養バランスの取れた食事を心がけ、必要に応じてサプリメントなども活用しましょう。
- 適度な運動: 運動は、ストレスを軽減し、気分転換に役立ちます。ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲で運動を取り入れましょう。
- リラックスできる時間を持つ: 趣味に没頭したり、好きな音楽を聴いたり、リラックスできる時間を持つことで、心のバランスを保ちましょう。
2. 周囲とのコミュニケーションと関係性の構築
周囲とのコミュニケーションは、あなたの心の健康に大きな影響を与えます。しかし、過去の経験から、人間関係に不安を感じているかもしれません。ここでは、周囲との良好な関係を築き、孤立感を解消するための具体的な方法を提案します。
2-1. 信頼できる人に相談する
一人で抱え込まず、信頼できる人に悩みを打ち明けましょう。家族、友人、カウンセラーなど、誰でも構いません。話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。
- 相談相手の選択: 誰に相談するかは、非常に重要です。話を聞いてくれるだけでなく、あなたの気持ちを理解し、寄り添ってくれる人を選びましょう。
- 専門家の活用: 精神科医やカウンセラーなどの専門家は、あなたの悩みを客観的に分析し、適切なアドバイスをしてくれます。必要に応じて、専門家のサポートを受けましょう。
2-2. コミュニケーションスキルを向上させる
良好な人間関係を築くためには、コミュニケーションスキルが重要です。相手の気持ちを理解し、自分の気持ちを適切に伝えるためのスキルを磨きましょう。
- 傾聴: 相手の話を注意深く聞き、共感的な態度を示すことが大切です。相手の言葉だけでなく、表情や仕草にも注意を払いましょう。
- アサーション: 自分の意見や感情を、相手を尊重しながら、率直に伝える方法です。アサーションを学ぶことで、不当な要求を拒否したり、自分の意見を主張したりすることができるようになります。
- コミュニケーション講座の受講: コミュニケーションスキルを向上させるための講座やワークショップも多く開催されています。積極的に参加してみましょう。
2-3. 適切な距離感を保つ
人間関係においては、適切な距離感を保つことが重要です。相手との関係性に応じて、適切な距離感を保つことで、良好な関係を維持することができます。
- 境界線を設定する: 自分のプライベートな領域を守るために、境界線を設定しましょう。例えば、個人的な質問には答えない、自分の意見をはっきりと伝えるなどです。
- 無理な付き合いはしない: 苦手な人や、一緒にいて疲れる人とは、無理に付き合う必要はありません。自分の心を守るために、距離を置くことも大切です。
3. キャリアと将来への展望
あなたはまだ19歳、これから様々な可能性が広がっています。将来の目標を明確にし、それに向かって努力することで、自己肯定感を高め、自分らしい人生を歩むことができます。ここでは、キャリアと将来への展望を切り開くための具体的な方法を提案します。
3-1. 自分の興味関心と強みを活かせる仕事を探す
仕事を選ぶ際には、自分の興味関心と強みを活かせる仕事を選ぶことが重要です。自分がやりがいを感じ、得意なことを仕事にすることで、自己肯定感を高め、充実した日々を送ることができます。
- 自己分析: 自分の興味関心、得意なこと、価値観を深く掘り下げて分析しましょう。
- 情報収集: 様々な職業について調べ、自分に合った仕事を探しましょう。インターネット、書籍、専門家への相談などを活用しましょう。
- インターンシップやアルバイト: 興味のある仕事について、インターンシップやアルバイトを通して経験を積むことで、適性を確認し、スキルを磨くことができます。
3-2. 障害者雇用や合理的配慮について理解を深める
障害のある方が働きやすい環境は、近年大きく変化しています。障害者雇用枠を活用したり、合理的配慮を受けながら働くことで、あなたの能力を最大限に活かすことができます。
- 障害者雇用枠: 障害のある方を対象とした求人情報に注目しましょう。障害者雇用枠では、あなたの特性に合わせた働き方ができる可能性があります。
- 合理的配慮: 企業は、障害のある方が働きやすいように、様々な配慮を行う義務があります。例えば、業務内容の調整、休憩時間の確保、情報保障などです。
- 情報収集: 障害者雇用に関する情報や、合理的配慮について、積極的に情報収集を行いましょう。ハローワークや障害者就業・生活支援センターなどが、あなたの就職活動をサポートしてくれます。
3-3. スキルアップと自己成長を目指す
仕事で活躍するためには、スキルアップと自己成長が不可欠です。積極的に学び、経験を積むことで、自信を深め、キャリアアップを目指しましょう。
- 資格取得: 興味のある分野の資格を取得することで、専門知識を深め、キャリアアップに繋げることができます。
- スキルアップ研修: 企業が提供する研修や、外部のセミナーなどに参加し、スキルアップを図りましょう。
- 自己学習: 読書やインターネットなどを活用し、常に新しい知識を学び続ける姿勢が大切です。
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4. 家族との関係性を見つめ直す
父親との関係性は、あなたの心の健康に大きな影響を与えています。しかし、家族との関係性は、簡単には変えられないものです。ここでは、家族との関係性を見つめ直し、より良い関係を築くための具体的な方法を提案します。
4-1. 父親の言動の背景を理解しようと努める
父親の言動は、あなたを傷つけるものですが、その背景には、父親自身の不安や悩み、そして、あなたへの愛情があるかもしれません。父親の言動の背景を理解しようと努めることで、冷静に状況を判断し、より建設的なコミュニケーションを図ることができます。
- 父親の過去の経験: 父親がどのような環境で育ち、どのような経験をしてきたのかを理解することで、父親の言動の背景が見えてくるかもしれません。
- 父親の価値観: 父親が大切にしている価値観を理解することで、父親の言動の意図を理解しやすくなります。
- 専門家への相談: 家族関係に悩んでいる場合は、専門家（カウンセラーなど）に相談し、客観的なアドバイスを受けることも有効です。
4-2. 自分の気持ちを冷静に伝える
父親に対して、自分の気持ちを伝えることは重要です。しかし、感情的にならず、冷静に伝えることが大切です。相手を非難するのではなく、自分の気持ちを「Iメッセージ」で伝えましょう。
- Iメッセージの活用: 「私は～と感じます」というように、自分の気持ちを主語にして伝えることで、相手に攻撃的な印象を与えずに、自分の気持ちを伝えることができます。
- 具体的な例を挙げる: 抽象的な表現ではなく、具体的な例を挙げることで、相手にあなたの気持ちを理解してもらいやすくなります。
- 対話の場を持つ: 父親と落ち着いて話せる場を設け、自分の気持ちを伝えましょう。
4-3. 距離を置くことも選択肢として考える
家族との関係性が改善しない場合、一時的に距離を置くことも、あなたの心の健康を守るために必要な選択肢です。距離を置くことで、冷静さを取り戻し、自分自身を見つめ直すことができます。
- 物理的な距離: 実家から離れて一人暮らしを始めるなど、物理的な距離を置くことで、父親との接触を減らすことができます。
- 精神的な距離: 父親との関係性について、必要以上に考えないようにすることで、精神的な距離を保つことができます。
- 専門家への相談: 家族との関係性に悩んでいる場合は、専門家（カウンセラーなど）に相談し、適切なアドバイスを受けることも有効です。
5. まとめ：自分らしく生きるために
今回の相談を通して、あなたが抱える悩みは、自己肯定感の低下、人間関係の悩み、将来への不安、そして家族との関係性など、多岐にわたることがわかりました。しかし、あなたはまだ19歳、これから様々な可能性が広がっています。
まずは、自己肯定感を高めるための具体的なステップを実践し、自分の強みと価値を認識しましょう。そして、周囲とのコミュニケーションを改善し、信頼できる人に相談することで、孤立感を解消しましょう。さらに、自分の興味関心と強みを活かせる仕事を探し、スキルアップと自己成長を目指すことで、将来への展望を切り開きましょう。家族との関係性については、父親の言動の背景を理解しようと努め、自分の気持ちを冷静に伝え、必要に応じて距離を置くことも選択肢として考えましょう。
これらのステップを実践することで、あなたは自分らしく生きることができ、必ず未来は開けます。困難な状況ではありますが、諦めずに、一歩ずつ前に進んでいきましょう。あなたの未来が明るいものになることを心から願っています。
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