ST評価に納得できない…専門家が教える、発達支援と療育の疑問を解決
ST評価に納得できない…専門家が教える、発達支援と療育の疑問を解決
今回の記事では、お子さんの発達に関するST(言語聴覚士)評価の結果に納得がいかず、今後の対応について悩んでいるお母様からのご相談にお答えします。専門家としての視点から、現状の整理、疑問への回答、そして具体的なアドバイスを提供し、少しでもお役に立てれば幸いです。
2歳2ヶ月、ASDグレーで先日ST評価を受けました。STさんの対応と判定に納得できずにいます。
経緯です。長くなりますが…1歳半健診辺りからクレーンや物並べ、指差しができないなど気になり、市の心理士相談でグレーは指摘されましたが、療育に前向きな市ではないため、様子みましょうとなりました。親の直感はやはり正しく、発語がほぼないまま2歳前を迎え、療育を始めたいと市にまた相談したけど3歳までは受給者証は交付できません。それまでにいくつかのノルマ(心理士相談2回、親子教室参加、発達検査など)を進め、そうしているうちに3歳になりますよ、と言われました。心理士相談では2回ともグレーだろうと見立ててもらいました。
医師の診断書があれば、市は受給者証は出すだろうという情報を知り、県の方の療育センターに問い合わせ。2ヶ月待ちで神経科を受診。子供は極度の人見知りで問診のみで、その時は自閉症と診断されました。とりあえずST評価を受けましょう、OT早いので3歳からと言われ、1ヶ月後、待ちに待った評価の日。実は息子はここ1ヶ月、人見知りパニックも無くなり優しい女性で徐々になら打ち解けられるようになり、また応答指差しもかなり増えてきました。一人は聞き取り、一人は子供と玩具で遊びながら行動観察をしていたのですが、まぁとってもお利口に賢く遊んでくれたのが、全ての否定の始まりでした。
発語はブッブ、マンマンマー、程度でそれも正確ではないのに、言えてるじゃないですかー!以後話止まらない。私の心の中は、それ言えてから3ヶ月それ以外増えてないのになぁ、モヤモヤ。。
理解の方は結構な数で判っているので、ほとんどがイエスと答えたら、こんなに解ってるなら問題ないですね!お座りは分かってますか?はい…けど→シャットアウト。手を洗うは来ますか?はい…けど→シャットアウト。と、私の回答に重ねるように機関銃で話が止まらない方で、イエスノーを答えた瞬間に割って入られ補足を全く聞いてくれない方でした。
伝わりますし指もさせます。ですが、そもそも聞いてなくて視界に入る耳に入るまでに時間がかかります。指示の説得にいつも知恵を使って工夫しないと振り向いてくれません。場合によるという補足はSTの評価には記載されないのでしょうか?
呼びかけの振り向きについても、、子供供は呼んでもみんな遊びに夢中だから伝わりませんよ。といった感じです。いやいや、そんなの当然わかってるし、どっから遠くからの呼びかけと言った?と心の中でモヤモヤ爆発でした。隙を狙って、目の前で声をかけても何かに夢中になっていたら全く耳に入らないで無視です、その頻度も多いと、やっと隙ができ付け加えてもそれも否定。こういった感じであれもこれも、全部2歳はそんなもんと丸め込まれました。
うちの子はたしかに軽度です。ですが親には分かる育てにくさがあります。
しまいには、全然癇癪も出ないじゃないですかぁ?と言われ、これにはびっくりしました。そりゃ玩具がいっぱいで遊んでくれてる人がいれば出ませんよね。。
とりあえずは発語の遅れは認めたので療育は受けられることにはなったのですが、あくまでも自閉症としての診断ではなく、念のため的に言われました。もちろん自閉症にしたいわけではありません。でも不完全燃焼で、正しい判定なのかとてもモヤモヤしたままです。
言語聴覚士の評価は、言葉を知ってるか知らないか、話せるか話せないかだけなのですか?どんなときに伝わるのか、指示を聞けてるかは関係ないのですか?お座りの意味を知っていれば、座らなくても言語としてはクリアで診断できないのですか?
療育を受けるにあたり、その申請はできることにはなったのですが、特別児童扶養手当の申請には診断書は書けないとなりました。評価の日は医師の診察がなかったため、後日電話で診断書は書けませんと言われたのですが、その際「医師の見立てでは自閉症として診断できないので」と理由づけされました。取り急ぎ連絡をいただいただけなので、詳しい結果は次回の受診でちゃんと聞けます。
STの評価を下された以上、医師にはもう言っても無駄でしょうか?
長々とまとまりなくすみません。どうかアドバイスをお願いいたします
1. 現状の整理と、抱えている問題点の明確化
まず、ご相談内容を整理し、現状を明確にしましょう。お子さんの発達に関する評価と診断について、いくつかの問題点が浮かび上がってきます。
- ST評価への不満: ST(言語聴覚士)の評価内容や対応に納得がいかない。特に、お子さんの特性を十分に理解してもらえなかったと感じている。
- 診断の曖昧さ: 自閉症スペクトラム(ASD)の診断が確定せず、療育の必要性は認められたものの、診断名が「念のため」という扱いになっている。
- 療育・支援体制への不安: 療育の申請はできたものの、特別児童扶養手当の申請に必要な診断書が書けないなど、今後の支援体制への不安がある。
- 医師との連携: ST評価の結果を受けて、医師に相談しても意味がないのではないかと悩んでいる。
これらの問題点を踏まえ、一つずつ解決策を検討していくことが重要です。
2. ST評価に対する疑問への回答
ご相談者様が抱いているST評価に対する疑問について、専門的な視点から回答します。
2-1. 言語聴覚士の評価は、言葉の知識や発話能力だけをみるものなのか?
いいえ、必ずしもそうではありません。言語聴覚士の評価は、言葉の知識や発話能力だけでなく、コミュニケーション能力全体を評価します。具体的には、以下の点が評価対象となります。
- 理解力: 指示の理解、言葉の意味の理解、質問への応答など。
- 表現力: 発語、単語の組み合わせ、文法、会話のやり取りなど。
- コミュニケーションスキル: 視線、ジェスチャー、アイコンタクト、相手への関心など。
- 社会性: 周囲の状況への対応、他者との関わり方など。
- 状況に応じたコミュニケーション: 場面に応じた言葉遣いや表現ができるか。
今回のケースでは、お子さんが「お座りの意味を知っている」のに、指示に従わないという点について、STが十分に評価しなかったことに不満を感じているようです。これは、STがコミュニケーション能力の全体像を捉えきれていない可能性を示唆しています。
2-2. どんなときに伝わるのか、指示を聞けているかは関係ないのか?
いいえ、非常に重要です。お子さんがどのような状況で指示を聞き、理解できるのか、どのような状況では聞き取りにくいのかを把握することは、療育の方針を立てる上で非常に重要です。例えば、
- 環境要因: 周囲の音、視覚的な刺激、場所など、環境がどのように影響しているか。
- 関心: 興味のあること、集中できることなど、お子さんの関心事がどのように影響しているか。
- 伝え方: 言葉の選び方、ジェスチャー、視覚的な補助など、伝え方がどのように影響しているか。
これらの要素を考慮することで、お子さんがより理解しやすくなるような工夫(療育)をすることができます。
2-3. お座りの意味を知っていれば、座らなくても言語としてはクリアで診断できないのか?
いいえ、これも違います。言葉の理解と行動は密接に関連しています。言葉の意味を理解していても、状況や環境、本人の意欲などによって行動に移せないことはよくあります。ST評価では、言葉の理解だけでなく、その理解が行動にどの程度結びついているか、そしてその背景にある要因(例えば、注意集中、衝動性、環境要因など)も考慮する必要があります。
3. 療育と診断について
療育を受けることになったことは、お子さんの発達を支援する上で非常に重要な一歩です。しかし、診断が曖昧なままであること、特別児童扶養手当の申請ができないことなど、いくつかの課題も残っています。
3-1. 診断の重要性
診断は、療育の方針を立てる上で重要な指標となります。診断名によって、利用できる支援の種類や、受けられる手当が変わることがあります。また、診断名が明確になることで、親御さんもお子さんの特性をより深く理解し、適切な対応ができるようになります。
3-2. 医師との連携
ST評価の結果に納得がいかない場合でも、医師との連携は諦めないでください。医師は、ST評価だけでなく、これまでの経過、親御さんの意見、お子さんの行動などを総合的に判断して診断を下します。今回のケースでは、医師が「自閉症として診断できない」と判断した理由を詳しく聞くことが重要です。その上で、
- 追加の検査: 必要に応じて、他の専門家(臨床心理士など)による検査を受けることを検討しましょう。
- 情報共有: ST評価の結果だけでなく、日々の生活での様子、困りごとなどを医師に具体的に伝えましょう。
- セカンドオピニオン: 必要であれば、他の医師に意見を求めることも検討しましょう。
4. 具体的なアドバイスと、今すぐできること
ここからは、今すぐできる具体的なアドバイスをいくつかご紹介します。
4-1. ST評価の結果を整理し、医師に伝える
ST評価の結果を整理し、医師に伝える際に、以下の点を意識しましょう。
- 客観的な情報: 評価でどのようなことが行われ、どのような結果が出たのかを具体的にまとめます。
- 主観的な情報: 評価に対する親御さんの疑問や不安、日々の生活での困りごとなどを伝えます。
- 具体的な事例: 評価では見られなかった、お子さんの特性を示す具体的な事例を挙げます。例えば、「〇〇の場面では指示が通らないことが多い」「〇〇という言葉は理解しているが、〇〇という状況では使えない」など。
4-2. 日常生活での観察と記録
お子さんの日常生活での様子を観察し、記録することは、医師や他の専門家とのコミュニケーションに役立ちます。記録する際には、以下の点を意識しましょう。
- いつ: どのような時間帯に起きたのか。
- どこで: どのような場所で起きたのか。
- 誰と: 誰と関わっているときに起きたのか。
- 何が: 具体的にどのような行動が見られたのか。
- どのように: どのように対応したのか。
- 感情: お子さんの感情や、親御さんの感情を記録する。
記録は、お子さんの特性を理解し、適切な支援方法を見つける上で非常に役立ちます。また、記録をまとめることで、医師や専門家との面談の際に、より具体的な情報を提供できます。
4-3. 療育の活用
療育は、お子さんの発達を支援する上で非常に重要な役割を果たします。療育では、お子さんの特性に合わせた様々なプログラムが提供されます。療育の効果を最大限に引き出すためには、以下の点を意識しましょう。
- 積極的に参加する: 療育に積極的に参加し、お子さんの様子を観察し、療育の先生と積極的にコミュニケーションを取りましょう。
- 家庭での実践: 療育で学んだことを、家庭でも実践しましょう。
- 情報交換: 他の保護者と情報交換を行い、療育に関する情報を共有しましょう。
4-4. 専門家への相談
今回のケースのように、ST評価の結果に納得がいかない、診断に疑問がある、今後の支援について悩んでいる場合は、専門家に相談することをお勧めします。専門家は、お子さんの発達に関する専門知識を持っており、適切なアドバイスを提供してくれます。相談できる専門家としては、
- 発達専門医: 発達に関する専門的な知識を持ち、診断や治療を行います。
- 臨床心理士: 心理検査やカウンセリングを通して、お子さんの心理的な状態を評価し、支援を行います。
- 言語聴覚士: 言語発達やコミュニケーションに関する専門家です。
- 保育士: 保育の専門家であり、お子さんの発達に関する相談に乗ってくれます。
専門家への相談は、お子さんの発達を支援する上で非常に有効な手段です。一人で悩まず、積極的に相談しましょう。
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5. まとめ
今回の相談では、ST評価の結果に納得がいかない、診断が曖昧である、今後の支援体制に不安がある、といった問題点が明らかになりました。これらの問題点を解決するために、以下のステップを踏むことをお勧めします。
- ST評価の結果を整理し、医師に伝える。
- 日常生活での観察と記録を続ける。
- 療育を積極的に活用する。
- 専門家に相談する。
お子さんの発達に関する悩みは、一人で抱え込まず、専門家や周囲の人々と連携しながら、解決に向けて進んでいくことが大切です。今回の記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。
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