11ヶ月の息子の発達が心配…専門家が教える、今できることと将来への備え
11ヶ月の息子の発達が心配…専門家が教える、今できることと将来への備え
この記事では、11ヶ月の息子さんの発達について心配されているお母さんのために、専門家としての視点から、具体的なアドバイスと将来への備えについて解説します。発達の遅れに対する不安を和らげ、お子さんの成長をサポートするための情報を提供します。
11ヶ月の息子の発達が心配です。
長文となりますが、目を通していただければ幸いです。
息子が発達障害ではないかと心配で、してはダメだと思いつつネット検索をしてしまいます。
早速ですが以下、心配な点を列挙します。
・喃語が出ない（言うのはあ、え、う、たまに、あいやー、みたいなことは言ってます）
・人真似を全くしない（バイバイ、パチパチなど）
・指差しをしない（指さした方向も見ません）
・人見知りがない（6,7ヶ月頃少しあったが今は初対面の人でも誰にでもニコニコ）
・後追いがあまりない（一時期はありましたが今はひとりにしても平気です）
逆に、できることや安心している点は…
・離乳食を好き嫌いなくもりもり食べる（毎回足りなくて泣いてます）
・人の目をじっと見つめる、目が合うとニコッと笑う
・手遊びうたや、あやすと声を出して笑う
・｢ダメ！｣｢おいで｣｢ぼちゃぼちゃ入ろう（お風呂のこと）｣｢マンマだよ｣などは理解している様子
・いただきますのとき、腕を持ってあげると両手を合わせる（グーですが）
・朝までぐっすり寝る
・｢ちゅーは？｣と言うとほっぺにちゅーする
・私が手を出して｢タッチ！｣というとタッチする
・子育てひろばみたいな場所に行くと、同じ月齢くらいの子に近付いて行って触ろうとする、おもちゃを取ろうとする笑
なにか障害があるのか、それとも環境のせいなのか、つい考えてしまいます。
というのも、私は重度の産後うつになり、子どもが5〜7ヶ月頃の間、入院していたからです。
その間、夫ではなく私の両親が実家でずっと面倒をみてくれていました。
｢本当に手がかからない子｣だと言っていましたが、それゆえひとりで遊んでることが多かったと思います。外出もほとんどせず、ずっとうちの中でした。
でも、近所の人や親戚などいろんな人が遊びに来て、そういう環境だったから人見知りがないのかな、と思ったりもします。一時期は知らない人に抱っこされると泣いていたようですが。
私が回復し、息子と夫と暮らし始めたのは息子が8ヶ月になった頃からです。
そういうわけで、普通の母子の関わりができなかったので、息子も私に対してそんなにべったりじゃないというか…他の人との区別はそんなについていないのかなぁと思ったりします。
不安になってしまう理由はもうひとつ。
私の弟の長男が、知的障害を伴う自閉症スペクトラムです。
わりと近い親戚の兄弟2人とも、同様に自閉症スペクトラムと診断されています。
ただ、この3人はもう新生児の頃から夜中は30分おきに泣いたり、その泣き方が尋常じゃなかったり、離乳食を全く食べなかったり、目が合いにくかったり、あやしても笑わないなどがあったそうです。
その大変さをずっと聞いてきたし、発達障害は遺伝的要素も強いと聞いてとても不安になってしまいました。
長くなりました。
文面だけで判断するのは難しいことは承知ですが、どう思われますでしょうか？
保健師さんには、｢男の子は言葉遅いし、目も合ってるから大丈夫よ！｣と言われます。
それでも不安が拭えません。
自閉症の症状を検索ばかりしてしまう自分が嫌になります。
もし同じようなお子さんをお持ちの方がいらっしゃれば、その後どういう経過をたどったか教えていただけると嬉しいです。
1. 発達の遅れに関する不安を理解する
お子さんの発達について心配されているお気持ち、よく分かります。特に、ご自身が産後うつを経験され、ご家族に発達障害の方がいるという状況では、不安を感じるのは当然のことです。しかし、現時点でお子さんの発達を「障害」と決めつける必要はありません。多くの子供たちは、それぞれのペースで成長します。大切なのは、お子さんの成長を温かく見守り、必要に応じて専門家のサポートを受けることです。
2. 現状の評価：できることと、気になること
ご相談内容を拝見すると、お子さんには様々な「できること」があります。例えば、離乳食をよく食べること、人の目をじっと見つめて笑うこと、手遊び歌に反応すること、簡単な言葉を理解していることなどです。これらの行動は、お子さんの認知能力やコミュニケーション能力が順調に発達していることを示唆しています。
一方で、気になる点としては、喃語が出ないこと、人真似をしないこと、指差しをしないこと、後追いがあまりないことなどが挙げられます。これらの行動は、発達の個人差や、過去の養育環境の影響も考えられます。例えば、産後うつの影響で、お子さんとの関わりが一時的に少なかった時期があったことは、お子さんの発達に何らかの影響を与えている可能性は否定できません。
3. 今後の対応：専門家への相談と観察
まず、現時点での状況を正確に把握するために、専門家への相談をおすすめします。具体的には、以下の専門家が考えられます。
- 小児科医：定期的な健診で、お子さんの発達を総合的に評価してくれます。必要に応じて、専門機関への紹介もしてくれます。
- 保健師：地域の保健センターなどで相談できます。育児に関するアドバイスや、発達に関する相談にも対応してくれます。
- 発達専門医：発達障害の診断や、専門的な支援が必要な場合に相談できます。
専門家は、お子さんの発達を客観的に評価し、適切なアドバイスや支援を提供してくれます。また、専門家との連携を通じて、お子さんの発達に関する正しい情報を得ることができ、過度な不安を軽減することにもつながります。
専門家への相談と並行して、お子さんの行動を注意深く観察することも重要です。例えば、
- 喃語：喃語が出ないとのことですが、今後、喃語が増えてくる可能性もあります。言葉の発達を促すために、絵本の読み聞かせや、話しかけを積極的に行いましょう。
- 人真似：人真似をしないとのことですが、徐々に模倣するようになることもあります。大人が楽しそうに何かをすることで、お子さんの興味を引くことができます。
- 指差し：指差しをしないとのことですが、言葉の発達とともに、指差しをするようになることもあります。お子さんが興味を持っているものに、名前を教えてあげたり、一緒に指差してあげたりすることで、指差しを促すことができます。
お子さんの成長を記録することも有効です。成長記録をつけることで、お子さんの発達の過程を把握しやすくなり、専門家との相談の際にも役立ちます。
4. 環境調整：発達を促すためにできること
お子さんの発達を促すために、ご家庭でできることもたくさんあります。以下に、具体的な例をいくつかご紹介します。
- 遊びの提供：お子さんの発達段階に合わせた遊びを提供しましょう。例えば、積み木やパズル、絵本、音楽など、五感を刺激する遊びは、お子さんの認知能力や運動能力の発達を促します。
- コミュニケーション：お子さんとのコミュニケーションを積極的に行いましょう。話しかけたり、歌を歌ったり、絵本を読んだりすることで、お子さんの言葉の発達を促します。また、お子さんの表情や仕草に気づき、共感することで、情緒的な発達を促します。
- 生活習慣：規則正しい生活習慣を身につけることも重要です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は、お子さんの心身の発達を支えます。
- 社会的な経験：積極的に外出したり、他の子どもたちと交流する機会を設けましょう。公園や子育て支援センターなど、様々な場所で、お子さんは新しい刺激を受け、社会性を育むことができます。
5. 過去の養育環境の影響と、今後の関わり方
ご相談者様は、ご自身の産後うつや、過去の養育環境について、お子さんの発達への影響を心配されています。確かに、過去の養育環境は、お子さんの発達に何らかの影響を与える可能性があります。しかし、それは必ずしもネガティブな影響だけではありません。ご相談者様が回復され、お子さんと一緒に過ごす時間が増えたことで、お子さんは安心感を得て、健やかに成長しているはずです。
今後は、お子さんとの時間を大切にし、積極的にコミュニケーションをとることが重要です。お子さんの気持ちに寄り添い、温かく見守ることで、お子さんは自己肯定感を育み、健やかに成長することができます。
6. 遺伝的要素と発達障害への不安
ご相談者様は、ご家族に発達障害の方がいることから、お子さんの発達障害を心配されています。発達障害には、遺伝的要素が関与していることが知られています。しかし、遺伝的要素だけで発達障害が決まるわけではありません。環境的な要因や、個人の特性も大きく影響します。ご家族に発達障害の方がいるからといって、必ずしも、お子さんが発達障害になるとは限りません。
不安を感じることは自然なことですが、過度に心配しすぎないようにしましょう。専門家のアドバイスを受けながら、お子さんの成長を温かく見守ることが大切です。
7. 成功事例：早期発見と適切な支援
発達の遅れが疑われるお子さんでも、早期に発見し、適切な支援を受けることで、大きく成長する可能性があります。例えば、言葉の発達が遅れているお子さんの場合、言語聴覚士による専門的な訓練を受けることで、言葉の発達を促すことができます。また、自閉スペクトラム症のお子さんの場合、療育と呼ばれる専門的な支援を受けることで、コミュニケーション能力や社会性を高めることができます。
早期発見と適切な支援のためには、定期的な健診や、専門家への相談が重要です。お子さんの発達に関する情報を積極的に収集し、お子さんに合った支援を受けることが大切です。
8. 専門家の視点：発達の多様性と、親御さんの役割
専門家は、発達の多様性を理解し、お子さん一人ひとりの個性を受け入れることが重要だと考えています。発達には個人差があり、同じ年齢の子どもでも、発達のペースは異なります。大切なのは、お子さんのペースに合わせて、適切な支援を提供することです。
親御さんの役割は、お子さんの成長を温かく見守り、様々な経験を通して、お子さんの可能性を広げることです。お子さんの良いところを見つけ、褒めてあげることで、自己肯定感を育むことができます。また、困ったことがあれば、専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることも重要です。
9. 今後の具体的なステップ：不安を解消するために
最後に、今後の具体的なステップをまとめます。
- 専門家への相談：小児科医、保健師、発達専門医など、専門家に相談し、お子さんの発達について評価を受けましょう。
- 行動の観察と記録：お子さんの行動を注意深く観察し、成長記録をつけましょう。
- 環境調整：お子さんの発達を促すために、遊びの提供、コミュニケーション、生活習慣、社会的な経験などを積極的に行いましょう。
- 情報収集：発達に関する情報を積極的に収集し、お子さんに合った支援方法を探しましょう。
- 心のケア：ご自身の不安を一人で抱え込まず、家族や友人、専門家に相談しましょう。
これらのステップを踏むことで、お子さんの発達に対する不安を軽減し、お子さんの成長をサポートすることができます。
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10. まとめ：お子さんの成長を信じて
お子さんの発達について心配されているお気持ちは、とてもよく分かります。しかし、現時点でお子さんの発達を「障害」と決めつける必要はありません。専門家のアドバイスを受けながら、お子さんの成長を温かく見守り、様々な経験を通して、お子さんの可能性を広げることが大切です。お子さんの成長を信じ、一緒に歩んでいきましょう。
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