19歳娘との衝突…暴力に頼ってしまう私。ADHDの可能性と、今後の関わり方とは？
19歳娘との衝突…暴力に頼ってしまう私。ADHDの可能性と、今後の関わり方とは？
この記事では、19歳の娘との関係に悩み、つい手が出てしまうというお母様からのご相談にお答えします。娘さんのADHDの可能性、今後の関わり方、そしてご自身の感情のコントロールについて、具体的なアドバイスを提供します。娘さんの自立を促しつつ、良好な関係を築くためのヒントを見つけていきましょう。
子供に対しての暴力
母子で19の娘と15の息子がいます。娘の希望で大学に行っています。 娘は昔から手のかかる子でしたいと思った事は我慢できず、えっ嘘でしょというような事をしたりいいます。
内容は長くなりので端折りますが、家族にだけかはわかりませんが約束が本当に一つも守れません。高3の終わりに親名義の携帯で10万課金し、何がいけないのか冷静に説明して泣きながら反省し2度としないと話した2か月後に20万課金したり、初バイトでサボるなよと忠告したのに祖母が危篤とサボリクビになるような子です。部屋もゴミ屋敷。平気で嘘もつきます。いつも口癖は次からやるからと泣いて謝り3日もちません。勉強もせずオタクで本当にずっと大変でした…小1の時に軽度のADHDと診断され今でも私と手を繋いで出掛ける位は幼く優しいのですが余りにもだらしなさすぎなのです。
今大学1年で家にいますが、自分が何一つ守れてないのにお金をせびります。 実家への仕送りや貯金もしたいので昼と夜掛け持ちで働いていて貧困ではないですがお金に結構厳しくしています。 一から要望があるならまずしなさいと言われた事（部屋の掃除等）をしてから交渉してきてと話しますが、しないので私も要望には応えれないと突っぱねると今度は私の文句を言い出します。
昨日何一つ約束も守れてないのにあまりにも偉そうに突っかかってくるので私がキレてしまいヤクザな口調と共に殴ってしまいました。何年かに一度はこうゆう事があります。。
その後娘は自分もいかんかもしれんけど暴力はいかんやろ！法律で！と言われました。
確かに勿論暴力はいけない事は分かっています。 でもこうなる前にまず優しく話し、次は時間をかけて説明し、次は怒って叱ると娘の態度が悪くなりだしてから５０回はいい加減にしてと。いい加減に調子に乗るのはやめろよと伝えて我慢したのに、それでも手を出してしまった私が駄目ならこれから同じような事が娘は多々あるのですが、どうすれば良いのでしょうか…
人にも限度があるのに私がぶち切れるまでとことん聞いてくれない事に疲れてきました…
息子は怒鳴ってるのを聞いてバッとリビングに出てきて私が娘の髪を掴んで出て行けと言ってるのを見てましたが、後から3人で話した時にあれは〇〇（娘）がいかんやろ。最近ずっと酷いもんお前と言っていましたが、息子には男が女に手を出すのは駄目だから娘には喧嘩しても絶対手を出すなとって話してたのにママ殴ってるやんとなってしまうので今後の対策を教えて欲しいです。
それと療育センターへ再度行くか悩んでいます。 多動は全くないのですが、自分が面倒だと思うことはしない。したいと思った事はしてしまう（バイトがクビになり生活費を代わりに私たら友達と焼肉やカラオケに行ってしまう）ので我慢という事が出来ない。 等です。昔からです。医療センターでは今後学校生活で本人が辛い事やハプニングが多く生活に支障が出るならまた受診しにおいでと言われてました。精神年齢が6歳ほど低いから子供の間は苦労するかもと言っていて、確かに同年の子が成長た時娘はまだ考えが幼いので（適当や責任感が待てない）揉めたりもあったみたいですが特に本人が気にしてないようだったので受診しませんでした。 が、成人してからの娘の行動言動がずっと成長しないまま世間の19歳の常識からかけ離れて目立つようになりました。今までは学校内だけの事がバイトという仕事とか大学も義務教育みたいにあれこれして頂く訳じゃないので心配はしてましたが案の定バイトはすぐクビになる、大学の提出書類等で他人様に迷惑をかけるようになりました。私もどうしても「もう19にもなるのに…」と実年齢の自分の常識と本人の行動言動の非常識さが酷くなって、大学卒業したら強制で別で暮らさせますが、大丈夫な気がせずに私自身も焦り怒ることも増えて家庭環境が良くないので専門に再度受診したほうが良いか悩んでいます。 そして本人も連れて行くべきか悩んでいます。
はじめに
ご相談ありがとうございます。19歳のお嬢様との関係で、様々な困難に直面し、心身ともに疲弊されていることと思います。娘さんの行動に困惑し、つい手が出てしまうという状況、そしてその後の自己嫌悪感、本当に辛いですよね。まずは、あなたが一人で抱え込まず、こうして相談してくださったことに敬意を表します。今回の記事では、娘さんのADHDの可能性、今後の関わり方、そしてご自身の感情のコントロールについて、具体的なアドバイスを提供します。娘さんの自立を促しつつ、良好な関係を築くためのヒントを見つけていきましょう。
1. 娘さんの現状を理解する
1-1. ADHDの可能性と、その影響
娘さんの行動には、ADHD（注意欠如・多動性障害）の特性が強く見られます。具体的には、
- 衝動性： 欲しいものを我慢できない、約束を守れない、衝動的な行動（課金、バイトのサボり）
- 不注意： 部屋の片付けができない、提出物などの管理が苦手
- 多動性： 落ち着きがない、じっとしていられない（多動性は見られないとのことですが、精神的な落ち着きのなさとして現れている可能性もあります）
これらの特性は、本人の努力だけではなかなか改善が難しく、周囲の理解と適切なサポートが必要となります。特に、成人期に入ると、社会生活での困難が増し、自己肯定感の低下や二次的な問題（うつ病など）を引き起こすこともあります。
1-2. 精神年齢と発達の遅れ
娘さんの精神年齢が6歳ほど低いという医療機関の見解も、ADHDの特性と関連している可能性があります。ADHDの人は、脳の発達に遅れが見られることがあり、それが感情のコントロールや行動の抑制の難しさにつながることがあります。19歳という年齢でありながら、幼い部分が残っているのは、発達の遅れが影響していると考えられます。
1-3. 娘さんの「困り感」を理解する
娘さんは、自分の行動が周囲に迷惑をかけていること、問題を引き起こしていることを理解していても、なかなか改善できないという「困り感」を抱えている可能性があります。これは、ADHDの特性によるものであり、本人の努力不足と安易に片付けることはできません。娘さんの「困り感」を理解し、寄り添う姿勢が大切です。
2. 今後の関わり方のヒント
2-1. 専門家への相談とサポート体制の構築
まず、娘さんと一緒に、精神科医や発達障害専門のカウンセラーに相談することをお勧めします。専門家による診断と適切なサポートを受けることで、娘さんの特性に合わせた具体的な対応策を見つけることができます。また、親御さん自身も、カウンセリングを受けることで、感情のコントロールや、娘さんとのコミュニケーション方法について学ぶことができます。
療育センターへの再受診も検討しましょう。成人向けのプログラムや、家族向けの支援プログラムが提供されている場合があります。専門家の指導のもと、娘さんの特性に合わせた具体的なスキル（時間管理、整理整頓、感情コントロールなど）を身につけることができます。また、親御さん自身も、子育てに関する悩みや不安を相談し、サポートを受けることができます。
2-2. コミュニケーションの改善
娘さんとのコミュニケーション方法を見直しましょう。一方的に叱るのではなく、娘さんの気持ちに寄り添い、理解しようとする姿勢が大切です。具体的なコミュニケーションのポイントは以下の通りです。
- 傾聴： 娘さんの話に耳を傾け、共感的な態度で接しましょう。「大変だったね」「つらかったね」など、感情を理解する言葉をかけることが重要です。
- 具体的に伝える： 抽象的な表現ではなく、具体的な行動について指摘しましょう。「約束を守ってほしい」ではなく、「〇〇までに、〇〇をやってほしい」と具体的に伝えましょう。
- 肯定的な言葉： できたこと、頑張ったことを認め、褒めることで、自己肯定感を高めましょう。「〇〇できたね！」「よく頑張ったね！」など、具体的な行動を褒めることが効果的です。
- 冷静な対応： 感情的にならず、冷静に話しましょう。怒りや不満を感じたときは、深呼吸をして、落ち着いてから話すようにしましょう。
2-3. 境界線の設定と、一貫性のある対応
娘さんとの関係において、明確な境界線を設定し、一貫性のある対応を心がけましょう。例えば、
- お金の問題： 必要な生活費は援助するが、浪費癖のある娘さんにお金を渡すことは避ける。
- 家事： 部屋の掃除や身の回りのことは、自分でやるように促す。
- 嘘： 嘘をついた場合は、その事実を指摘し、なぜ嘘をついてはいけないのかを説明する。
境界線を設定し、一貫性のある対応をすることで、娘さんは自分の行動が周囲にどのような影響を与えるのかを理解し、責任感を持つようになります。ただし、厳しすぎる対応は、反発を招く可能性があるので、娘さんの状況に合わせて、柔軟に対応することも大切です。
2-4. 自立を促すためのサポート
娘さんの自立を促すために、以下のサポートを行いましょう。
- 自己肯定感を高める： 娘さんの強みや得意なことを見つけ、褒めることで、自己肯定感を高めましょう。
- 目標設定を支援する： 短期的な目標を設定し、達成感を味わえるようにサポートしましょう。
- 問題解決能力を育む： 問題に直面したときに、自分で解決策を考えられるように、アドバイスやヒントを与えましょう。
- 就労支援： 就職活動や仕事に関する相談に乗り、必要に応じて、専門機関を紹介しましょう。
娘さんの自立をサポートすることで、彼女は自信を持ち、社会で活躍できるようになります。
3. 暴力への対応と、感情のコントロール
3-1. 暴力の根本原因を理解する
あなたが娘さんに手を上げてしまう根本原因を理解することが重要です。それは、
- 限界： 娘さんの行動に対する我慢の限界を超えてしまったこと。
- 疲労： 長い間、娘さんの問題行動に悩まされ、心身ともに疲弊していること。
- 無力感： どんなに努力しても、娘さんの行動が改善しないことに対する無力感。
これらの原因を理解することで、今後、同じような状況に陥ったときに、適切な対応をとることができるようになります。
3-2. 感情のコントロール方法
感情のコントロールは、非常に難しいですが、意識的に訓練することで、改善することができます。具体的な方法は以下の通りです。
- 感情に気づく： 怒りやイライラを感じ始めたら、すぐにそれに気づくようにしましょう。
- 深呼吸： 怒りを感じたら、深呼吸をして、落ち着く時間を作りましょう。
- 一時的な離脱： 感情的になりそうになったら、その場を離れ、冷静になる時間を作りましょう。
- リラックス法： 好きな音楽を聴いたり、軽い運動をしたり、リラックスできる方法を見つけましょう。
- 専門家への相談： カウンセリングやセラピーを受けることで、感情のコントロール方法を学ぶことができます。
3-3. 暴力以外の対応策
暴力に頼るのではなく、他の対応策を試してみましょう。
- タイムアウト： 娘さんの行動が問題だと感じたら、一時的に距離を置き、冷静になる時間を作りましょう。
- 問題解決： 娘さんと一緒に、問題の原因を分析し、解決策を考えましょう。
- 第三者の介入： 家族や友人、専門家など、第三者に相談し、客観的な意見を聞きましょう。
- 自分のケア： 自分の心身の健康を大切にし、ストレスを解消する方法を見つけましょう。
これらの対応策を実践することで、暴力に頼ることなく、娘さんとの関係を改善することができます。
4. 息子さんへの対応
息子さんが、母親であるあなたが娘さんに手を上げるのを見てしまったことは、彼にとっても大きなショックだったでしょう。息子さんには、
- 事実を伝える： なぜあなたが娘さんに手を上げてしまったのか、正直に説明しましょう。
- 謝罪： 暴力は決して良いことではないと伝え、謝罪しましょう。
- 理解を求める： 娘さんの問題行動に対するあなたの苦悩を伝え、理解を求めましょう。
- 今後の対策： 今後、同じようなことが起こらないように、どのように対応していくのかを説明しましょう。
息子さんとの信頼関係を維持し、彼が安心して暮らせるように、誠実に対応することが大切です。
5. まとめ：未来への一歩
今回の記事では、19歳の娘さんとの関係で悩むお母様に向けて、ADHDの可能性、今後の関わり方、そしてご自身の感情のコントロールについて、具体的なアドバイスを提供しました。娘さんの特性を理解し、適切なサポートを提供することで、娘さんの自立を促し、良好な関係を築くことができます。また、ご自身の感情をコントロールし、暴力に頼らない対応を身につけることで、より穏やかな家庭環境を築くことができます。困難な状況ではありますが、諦めずに、一歩ずつ進んでいきましょう。
最後に、今回の問題は、あなた一人の力で解決できるものではありません。専門家のサポートを受け、家族で協力し合うことが大切です。そして、何よりも、あなた自身を大切にしてください。心身ともに健康な状態で、娘さんと向き合うことが、最善の解決策につながります。
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