不登校の息子を抱え、再就職に悩むシングルマザーへのキャリアコンサルティング
不登校の息子を抱え、再就職に悩むシングルマザーへのキャリアコンサルティング
この記事では、不登校のお子さんを抱えながら、自身のキャリアについても悩んでいるシングルマザーの方に向けて、具体的なアドバイスを提供します。お子さんの状況、再就職のタイミング、そして心のケアについて、専門家の視点から包括的に解説します。
軽度自閉スペクトラム症の不登校の息子がいます。今年4月にクラス替えがあり、隣の席の女の子に意地悪(内容は話してくれません)を言われたりしていたり、クラスの煩さに耐えられなかったり、勉強が辛い事、友達とのコミュニケーションが上手くいっていなかった等から、二次障害で統合失調症の様な症状になってしまいました。
上記理由以外にも、私がシングルマザーで生活が忙しくゆとりがなかったり、本人が学校では大人しいタイプなので先生や友達から見れば問題はなく穏やかに過ごしていた為、3年生からは先生の勧めから通級を利用しなくなった事に後悔しています。
(ただ、3年生ではクラスの友達ともそれなりに遊び、学校生活を楽しんでいましたし、授業参観では苦手な発表を頑張ったり、成長を感じていました。)
小4夏休み前頃から、起きられなくなったり、宿題をやらなくなったり、学童で友達とトラブルが頻発するようになりました。家では何も話してくれないので、「学校に行けない、死にたい」と言う所までSOSに気がつきませんでした。
その後学校へ行けなくなってから、家でも妄想が出てきて、誰かに見られている、あの人に睨まれている、ママに殺される、毒が入ってる、学校で盗聴されている、避けられてる、自分は不細工だ、等のとても辛い発言が増え、物が大きく見えたり小さく見えたりする不思議の国のアリス症候群にもなりました。
私が以前不眠だった時に通っていた精神科で相談すると、統合失調症前駆症状に似ていると、リスペリドンを処方され、約半年継続しています。本来違法なのは後々知りましたが、本人は直接受診出来ていない状況です‥。
未就学の頃通っていた、療育・リハビリテーションがある小児科にも行きましたが、薬は継続したほうがよい事と、今は脳疲労している状態なのでしっかり休む事、妄想については悲しみや辛さからでしょうとの事で、一回の診察で終わってしまいました。(ここには本人行けましたが、連れて行く時にママを殺したいくらい行くのが嫌だと言われました)
半年経ち、薬の副作用もあり睡眠時間と食欲が増え、家では元気を取り戻しつつあると思います。ほぼ漫画を読むかYouTubeかゲームをして過ごし、それらを楽しそうに話してくれたり、学校行って無い事を気にする発言はあります。ただ外出が怖く(やはり見られる感じ)、疑い深い(クラスの人に会ったら、クラスみんなに報告される！とか、ママが何か自分に危害を加えてくるのでは無いかと疑う‥)という感じがずっと残っています。
とても怖がりな性格なのですが、幼少期に私が感情的に叱ったりした事のトラウマで、潜在的に私(ママ)に殺されるという発想になることはあるでしょうか？
ここ1か月は私に対して、大嫌い、怖い、キモい、と一日中何百回も言ってきます。後退でしょうか？
何百回でも、ママは大好きだよ、キモいは悲しいし、怖いに対しては、どんな所が怖い？と聞き返しています。(聞き返しても、答えないか、顔が怖いと言われます。)
また最近空気を飲む癖？があるのか、ゲップとオナラが沢山出ています。これも調べたらストレス関係ある様で自宅にいてもストレスがあるのかと心配です。
私も息子が不登校になってから、非正規雇用で元々忙しい部署でいっぱいいっぱいで仕事をしていた事から、頭も心もパンクし、気分障害となってしまい、退職してしまいました。情け無いですが今は薬を飲みながら、仕事を探している状況です。
失業保険と、元夫からの養育費、多少の貯金がある、公営住宅なので生活費は安く抑えられている事、そして自分のメンタル面がまだ安定していない事から再就職に慎重になっています‥。
人に会いたがらない、どこにも行けない、預けられない、家の中でも怖くて1人でトイレにも行けない息子を置いて、仕事に行くのはやはり不安ばかりです。
一時は希死念慮で息子と一緒にしぬことばかり考えていました。
実家へ戻る事も考えましたが、祖父母も高齢で病気しているし、息子が環境が変わる事を嫌がるので、踏み切れません。息子は唯一祖父母に会う事は嫌がらないので月に2.3回は、実家へ行ったり、こちらへ来てもらう事があります。
客観的に見て、息子の状態、支援、私の再就職時期について、なんでも良いので何かアドバイス頂けないでしょうか。
不登校になり半年経ち、やっとスクールカウンセラーと、SSWに繋がり、これから面談予定です‥。
1. 息子の状態について：理解とサポートの重要性
まず、お子様の現状を深く理解し、適切なサポート体制を整えることが重要です。統合失調症のような症状が出ているとのことですので、精神科医や専門家との連携を密にし、適切な治療とケアを受けることが不可欠です。
1-1. 専門家との連携
- 精神科医： 現在、リスペリドンを服用されているとのことですが、定期的な診察を受け、薬の調整や副作用の確認を行いましょう。お子様が直接受診できない状況とのことですが、可能な限り、本人が安心して受診できる環境を整えることが重要です。
- スクールカウンセラーとSSW： スクールカウンセラーやSSWとの連携は非常に重要です。学校との情報共有や、お子様の学校復帰に向けたサポート体制の構築に役立ちます。定期的な面談を通じて、お子様の状況を把握し、適切な支援計画を立てましょう。
- 児童精神科医または専門のカウンセラー： 専門家によるカウンセリングは、お子様の心のケアに不可欠です。トラウマや不安を軽減し、自己肯定感を高めるためのサポートを受けましょう。
1-2. 家庭でのサポート
- 安心できる環境作り： お子様が安心して過ごせる環境を整えることが重要です。家での安全性を確保し、不安を煽るような言動は避けましょう。
- コミュニケーション： お子様の気持ちを理解しようと努め、話を聞く姿勢を示しましょう。ただし、無理に話を聞き出そうとせず、お子様のペースに合わせてコミュニケーションをとることが大切です。
- 生活リズムの安定： 規則正しい生活リズムを保つことは、精神的な安定に繋がります。睡眠、食事、遊びの時間を規則正しくし、心身のリズムを整えましょう。
- 興味のあることへの支援： 漫画、YouTube、ゲームなど、お子様が興味を持っていることを尊重し、適度な範囲で楽しむことを許可しましょう。これにより、お子様の自己肯定感が高まり、心の安定に繋がります。
2. 母親としての心のケア：自身のメンタルヘルスを優先する
お子様のサポートも重要ですが、まずはお母様自身の心の健康を優先することが大切です。心身ともに健康でなければ、お子様を支えることは困難です。
2-1. 専門家のサポートを受ける
- 精神科医またはカウンセラー： 自身の精神的な状態を専門家に相談し、適切な治療やカウンセリングを受けましょう。
- 自助グループ： 同じような悩みを抱える親同士で集まる自助グループに参加することも有効です。経験を共有し、支え合うことで、孤独感を軽減し、心の負担を軽減することができます。
2-2. ストレス軽減のための工夫
- 休息： 十分な休息を取り、心身を休ませましょう。
- 趣味： 好きなことに時間を使い、気分転換を図りましょう。
- 運動： 適度な運動は、ストレス軽減に効果的です。
- リラックス法： 瞑想、深呼吸、アロマテラピーなど、自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。
2-3. 罪悪感を手放す
シングルマザーとして、お子様の不登校や自身のメンタルヘルスの問題に直面し、罪悪感を感じることもあるかもしれません。しかし、自分を責めるのではなく、状況を受け入れ、できることを一つずつ行いましょう。完璧を求めず、自分を大切にすることが重要です。
3. 再就職について：焦らず、無理のない範囲で
再就職については、焦らず、ご自身の状況に合わせて無理のない範囲で検討しましょう。お子様の状況を最優先に考え、無理のない働き方を選ぶことが重要です。
3-1. 働き方の選択肢
- 在宅ワーク： 在宅ワークは、お子様のそばで働きながら収入を得ることができる選択肢です。スキルや経験に応じて、様々な仕事があります。
- パート・アルバイト： 短時間勤務のパートやアルバイトは、お子様の状況に合わせて柔軟に働くことができます。
- テレワーク： テレワーク可能な求人を探すこともできます。
- 資格取得： 今後のキャリアアップのために、資格取得を検討するのも良いでしょう。
3-2. 就職活動の進め方
- 自己分析： 自分の強みや興味のある分野を分析し、どのような仕事が自分に合っているのかを考えましょう。
- 情報収集： 求人情報を収集し、自分の希望に合った仕事を探しましょう。ハローワークや求人サイト、転職エージェントなどを活用しましょう。
- 面接対策： 面接対策を行い、自信を持って面接に臨めるようにしましょう。
- 家族との相談： 家族や親しい人に相談し、サポートを得ながら就職活動を進めましょう。
3-3. 焦らないこと
焦って無理に就職するのではなく、ご自身の心身の状態や、お子様の状況を考慮しながら、無理のない範囲で就職活動を進めましょう。焦りは、さらなるストレスを生み、良い結果に繋がらないこともあります。
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4. 経済的な安定：生活費の見直しと支援制度の活用
経済的な安定は、生活の基盤を支える上で非常に重要です。生活費の見直しや、利用できる支援制度を積極的に活用しましょう。
4-1. 生活費の見直し
- 固定費の見直し： 家賃、光熱費、通信費など、固定費を見直し、節約できる部分がないか検討しましょう。
- 食費の見直し： 食材の購入方法や、自炊の頻度を見直し、食費を抑えましょう。
- 不要な出費の削減： 無駄な出費を減らし、必要なものにお金を回せるようにしましょう。
4-2. 支援制度の活用
- 失業保険： 失業保険を受給し、生活費の足しにしましょう。
- 児童扶養手当： 児童扶養手当を受給できるか確認し、申請しましょう。
- 医療費助成： 医療費助成制度を利用し、医療費の負担を軽減しましょう。
- 生活福祉資金貸付制度： 生活費が不足する場合、生活福祉資金貸付制度を利用することも検討しましょう。
- その他： 各自治体には、様々な子育て支援制度があります。情報を収集し、利用できる制度がないか確認しましょう。
5. 今後のステップ：具体的な行動計画
最後に、今後の具体的な行動計画を立て、一つずつ実行していくことが重要です。
5-1. 息子のための行動計画
- 専門医との連携： 定期的な診察と、薬の調整を行います。
- カウンセリング： 児童精神科医または専門のカウンセラーによるカウンセリングを受けさせます。
- 学校との連携： スクールカウンセラーやSSWとの面談を継続し、学校復帰に向けたサポート体制を構築します。
- 家庭環境の整備： 安心できる環境を整え、コミュニケーションを密にします。
- 生活リズムの確立： 規則正しい生活リズムを維持します。
5-2. 母親のための行動計画
- 自身のメンタルケア： 精神科医またはカウンセラーによるサポートを受け、ストレスを軽減します。
- 休息時間の確保： 十分な休息を取り、心身を休ませます。
- 情報収集： 就職に関する情報を収集し、自分に合った働き方を探します。
- 支援制度の活用： 経済的な支援制度を活用します。
5-3. 段階的な目標設定
長期的な目標だけでなく、短期的な目標を設定し、一つずつ達成していくことが重要です。小さな成功体験を積み重ねることで、自信を深め、前向きな気持ちで進むことができます。
6. まとめ：希望を捨てずに、一歩ずつ進む
お子様の不登校、ご自身のメンタルヘルスの問題、そして再就職への不安など、多くの困難に直面していることと思います。しかし、希望を捨てずに、一つずつ問題を解決していくことが大切です。専門家のサポートを受け、適切な支援体制を整え、焦らず、ご自身のペースで進んでいきましょう。必ず、明るい未来が待っています。
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