2歳7ヶ月の男の子、喃語しか話さない…発達の遅れ?専門家が教える、見極めとサポート
2歳7ヶ月の男の子、喃語しか話さない…発達の遅れ?専門家が教える、見極めとサポート
この記事では、2歳7ヶ月の男の子の言語発達に関するご相談にお答えします。喃語しか話さない状況について、自閉スペクトラム症(自閉症)、知的障害、言語発達の遅れなどの可能性を考慮し、専門家の視点から具体的なアドバイスを提供します。療育や発達支援センターの空き待ち期間中、ご両親がどのように対応すれば良いのか、具体的な方法を解説します。
子供の言語発達について、質問させていただきます。
喃語しか話さないので心配なのですが、自閉、知的、言語障害と感じられるかどうかを伺いたいです。回答者様の直感で結構です。
療育や発達支援センターは空き待ちの状態です。
男の子
2歳7か月
95センチ、15.2キロ
40週丁度で出産(50センチ、3.3kg)
「あいうえお」は「う」が「ん」、「お」が「ん」になるが他は言えます。
「う」と「お」のクチ真似が出来ない様子です。例えば、「レタス」を
ゆっくり「レ・タ・ス」と言うと、「レ」と「タ」は一言ずつ発し、「ス」
は「ン」になります。
喃語以外全く喋らない中でも、2か月前までは「あー、んー」しか発しませんでしたが、最近は「いー、だー、ごにょごにょ」と色んな喃語を話します。
たくさん話しかけて、絵本も毎日10冊以上読んでいます。
【安心している点】
- 親の言うことは多少理解していて、ティッシュ取って、ゴミ捨てて、ママに渡して、リモコン取って、テレビ付けて、テレビ消して、等行動してくれる。
- 洋服や靴下、おやつを選ばせると欲しい方を指をさす。
- 名前を呼ぶと振り返る。(遊びに集中していると無視される)
- 両親の足に抱きついてくることが多い。
- 目は違和感なく合う。
- あやすとよく笑う。
- 知ってる人以外怖がるが、知らない人でも女性には笑顔を振りまく。最近は照れるようになった。
- トミカが大好き。タイヤはこだわりがない。
- 車を運転中、半年前は働く車が通ると必ず指を指していたが、最近は数字や看板の矢印を指さす。
- よく食べる。基本遊ぶことより食べること。4〜5歳の子供並みに食いしん坊。
- 好き嫌いはある。
- 水道の蛇口が大好きだったが、ここ半年で落ち着いた。
- 大好きなオモチャで遊んでいても、親が別の部屋に行こうとするとオモチャを置いて追ってくる。
- 褒める時に拍手すると真似して拍手する。
- 絵本でカメレオンが出てくると、別の絵本を取ってきて別本のカメレオンを指差す。
- パパが仕事から帰ると嬉しそうに寄ってくる。
【不安な点】
- まんまんま等、喃語のみしか話さない。
- 多動のように常に走り回るので、追いかけたり、抱っこしていられないことがある。
- クレーンが最近あまりない。言いたい事が親に伝わらないと手を引いて、そこまで連れて行こうとしたり、物まで手を持っていこうとする。
- 階段やエレベーター、エスカレーターにしか興味がない。
- バイバイは逆さではないが、左右に振らず上下に振る
- 積み木は積むより壊すばかり。
- ウンチやおしっこは不快と感じず、ほぼ教えてくれない。しかし、ウンチをした状態で椅子に座らせようとすると、おむつを指さして教えてくれる。
- 思い通りにならないとすぐに泣く。
- 怒ると顔を叩かれる。他の子を叩く時もある。
- テレビやリアルで「こんにちは」「ありがとう」と聞こえるとお辞儀をする。
役所の相談センターにて、児童相談所の相談員から「興味が限定的」等から療育センターと発達支援センターを紹介してもらいました。相談員の判断は「どちらかまだわからない、グレー」でした。
まとまりなくて恐縮ですが、よろしくお願いします。
ご相談ありがとうございます。2歳7ヶ月のお子様の言語発達について、ご心配な点が多いことと思います。喃語のみで、言葉の発達に遅れが見られるのではないかと不安に感じていらっしゃるのですね。まずは、現時点での状況を整理し、専門家の視点から、考えられる可能性と、ご家庭でできる具体的なサポートについて解説していきます。
1. 現状の整理と専門家の見解
ご相談内容を拝見し、お子様の現状を詳細に分析しました。まず、ご両親が日々の育児の中で、お子様の行動や反応を注意深く観察し、記録されていることに感銘を受けました。これは、お子様の特性を理解し、適切なサポートをする上で非常に重要です。
現時点での状況を整理すると、以下の点が挙げられます。
- 言語発達の遅れ: 喃語のみで、言葉の発達に遅れが見られます。「あいうえお」の一部を発音できるものの、言葉の模倣や理解に課題があるようです。
- コミュニケーションの課題: クレーン行動が減少し、意思疎通がスムーズにいかない場面があるようです。
- 行動面の特徴: 多動傾向、特定の物事への強い興味、こだわり、感情の起伏の激しさなどが見られます。
- 社会性の発達: 親の指示に従う、名前を呼ぶと振り返る、人見知りをするなど、社会性の発達が見られます。
これらの情報から、いくつかの可能性が考えられます。
- 言語発達の遅れ: 言葉の発達全般に遅れが見られる可能性があります。
- 自閉スペクトラム症(自閉症): コミュニケーションの困難さ、特定の行動パターン、こだわりなどが、自閉スペクトラム症の特性と合致する可能性があります。
- その他の発達障害: 知的障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)など、他の発達障害の可能性も考慮する必要があります。
ただし、現時点では、確定的な診断を下すことはできません。児童相談所の相談員の方も「グレー」と判断されているように、様々な可能性が考えられる段階です。専門家による詳細な評価と、経過観察が必要です。
2. 今後の対応と療育・発達支援について
療育や発達支援センターの空き待ち期間中、ご両親ができることはたくさんあります。焦らず、お子様の成長をサポートしていきましょう。
2-1. 専門機関との連携
まず、療育や発達支援センターの空きを待つだけでなく、他の専門機関との連携も検討しましょう。
- 児童精神科医: 専門的な診断と、必要に応じた治療を受けることができます。
- 言語聴覚士(ST): 言葉の発達を促すための専門的な指導や訓練を受けることができます。
- 臨床心理士: お子様の心理的なサポートや、ご両親へのカウンセリングを受けることができます。
- 保健センター: 定期的な相談や、地域の情報提供を受けることができます。
これらの専門家と連携することで、お子様の状況を多角的に評価し、適切なサポートプランを立てることができます。
2-2. 家庭でのサポート
ご家庭でも、お子様の成長を促すためにできることがあります。
- 言葉がけ:
- お子様の興味のあるものについて、具体的に言葉がけをしましょう。「これは車だよ」「赤い車だね」など、名詞だけでなく、形容詞や動詞も使い、言葉の幅を広げましょう。
- お子様の喃語に反応し、言葉を返してあげましょう。「マンマ」と言ったら、「そうだね、ご飯食べようか」など、言葉の意味を教えながら、コミュニケーションを深めましょう。
- 絵本を読み聞かせ、指差しを促しましょう。絵本の登場人物や、物の名前を繰り返し教えることで、言葉の理解を促します。
- 遊び:
- お子様の好きな遊びを通して、言葉の発達を促しましょう。トミカが好きなら、「これはパトカーだね」「ブーブー走るね」など、遊びの中で言葉を教えます。
- 積み木遊びは、空間認識能力や、手先の器用さを育むのに役立ちます。無理に積ませようとせず、一緒に壊したり、並べたりすることから始めましょう。
- 体を動かす遊びも大切です。公園で遊んだり、一緒に踊ったりすることで、心身の発達を促します。
- 環境調整:
- お子様が集中しやすい環境を整えましょう。テレビや音の出るおもちゃは、必要に応じて時間を決めて使用しましょう。
- 多動傾向が見られる場合は、安全な空間を確保し、危険なものから遠ざけましょう。
- こだわりが強い場合は、無理に止めさせようとせず、徐々に慣らしていくようにしましょう。
- コミュニケーション:
- お子様の気持ちを理解し、共感する姿勢を示しましょう。言葉でうまく伝えられないときは、抱きしめたり、優しく話しかけたりすることで、安心感を与えましょう。
- クレーン行動が見られる場合は、要求をすぐに満たすのではなく、言葉で伝えられるように促しましょう。「〇〇が欲しいんだね。何て言う?」など、言葉を引き出すように促します。
- バイバイの仕方を教えたり、挨拶を促したりすることで、社会性を育みましょう。
- 食事と睡眠:
- バランスの取れた食事を心がけましょう。好き嫌いが多い場合は、工夫して食べられるように促しましょう。
- 規則正しい睡眠習慣を身につけましょう。十分な睡眠は、心身の発達に不可欠です。
- 親御さんのケア:
- 子育ては大変なことも多いですが、ご両親だけで抱え込まず、周囲のサポートを頼りましょう。
- ご両親が心身ともに健康であることが、お子様の成長にとって最も大切です。
- 休息を取り、リフレッシュする時間を作りましょう。
これらのサポートは、お子様の成長を促すだけでなく、ご両親の不安を軽減し、前向きな気持ちで子育てに取り組むためにも役立ちます。
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3. 具体的な言葉がけの例
言葉の発達を促すためには、具体的な言葉がけが重要です。以下に、いくつかの例を挙げます。
- 遊びながら:
- 「これは車だよ。赤色だね。ブーンと走るね。」
- 「積み木を積んでみよう。高いね!すごい!」
- 「ボールを投げて!キャッチ!上手!」
- 絵本を読みながら:
- 「これは犬さん。ワンワン。可愛いね。」
- 「りんごは赤くて、美味しいね。」
- 「ページをめくって。次は何かな?」
- 日常生活の中で:
- 「ご飯を食べよう。美味しいね。」
- 「お洋服を着よう。自分でできるかな?」
- 「バイバイしよう。またね!」
これらの言葉がけは、お子様の興味に合わせて、柔軟にアレンジしてください。大切なのは、お子様の目を見て、笑顔で話しかけることです。
4. 成功事例
言葉の発達に遅れが見られたお子様が、適切なサポートとご両親の努力によって、言葉を話し、コミュニケーション能力を向上させた事例はたくさんあります。
- 事例1: 2歳半で喃語のみだった男の子が、言語聴覚士(ST)の指導と、ご両親の家庭での継続的な言葉がけによって、3歳半で簡単な会話ができるようになった。
- 事例2: 自閉スペクトラム症と診断された4歳の女の子が、療育センターでの個別指導と、絵本を活用した家庭での学習によって、5歳で自分の気持ちを言葉で表現できるようになった。
- 事例3: 言葉の発達の遅れと診断された3歳の男の子が、保育園での集団生活と、ご両親の積極的な関わりによって、4歳で友達とのコミュニケーションを楽しめるようになった。
これらの事例から、早期の発見と適切なサポート、そしてご両親の継続的な努力が、お子様の成長にとって非常に重要であることがわかります。
5. まとめ
2歳7ヶ月のお子様の言語発達について、ご心配なことと思います。喃語のみで、言葉の発達に遅れが見られるのではないかと不安に感じていらっしゃるのですね。現時点では、様々な可能性が考えられる段階であり、専門家による詳細な評価と、経過観察が必要です。
療育や発達支援センターの空き待ち期間中、ご両親ができることはたくさんあります。専門機関との連携、家庭でのサポート、具体的な言葉がけ、遊びを通してのコミュニケーション、環境調整、食事と睡眠、そしてご両親自身のケアなど、できることから始めていきましょう。焦らず、お子様のペースに合わせて、愛情深く接することが大切です。
ご両親の愛情と努力は、必ずお子様の成長につながります。困難に立ち向かいながらも、お子様の笑顔のために、一緒に頑張りましょう。
ご相談いただき、ありがとうございました。お子様の健やかな成長を心から願っています。
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