1歳10ヶ月の発達、気になる行動の裏側と、今できること
1歳10ヶ月の発達、気になる行動の裏側と、今できること
1歳10ヶ月のお子さんの発達について、気になる点があり、ネット検索で自閉症関連の情報が出てきて心配されているのですね。同じようなお子さんを持つ親御さんや、その後の発達経過について知りたいというお気持ち、とてもよく分かります。
普段の様子で少し気になる点があり、ネットで検索すると自閉症関連がでてくるので心配になってこちらに質問させていただきます。同じようなお子様がいた方や、その後の発達経過について教えてください。
●気になる点
・名前を呼んでも振り向かないことが多い。(特にテレビやおもちゃで遊んでいるとき) 感覚だと10回中1~2回くらい。
・言葉で「おいで」と言ってもあまりきてくれない。 ※ただし手を広げて呼ぶと走ってきてくれる。
・最近になってたまにつま先歩きをする。 特に家の中だと半分の割合でしていますが外だとしません。
・横目をする。 1日に数回(3秒程度?)親の顔などを見るときにします。
・「うん」と返事も意思表示してくれない。嫌なことは「いやぁよぉ!」と言っているように聞こえる。
・思い通りにいかないと怒る 積み木が倒れたり、パズルが入らなかったり、本読みの要求に親が応えれないとき。
・夜の寝かしつけが毎日1時間以上
・寝るときに顔の下に手を置くねんねポーズをするのですが、たまに私の手を下にしようと手を引っ張ってきます(クレーン現象?)
・爪を噛む。特に寝る前になると増える
・毎回泣くぐらい人見知りはします。未だ後追いもします。トイレに行って閉めるだけで泣きます。
●できること
・発語(主に) おいしい、はい、おしまい(まい~)、わんわん、むし、ばなな(ななぁ~)、いちご(ご!)ブーブー、パパ、ナイナイ、ねんね、体の部位(目、耳、口、鼻、おしり)、抱っこ、など
・言葉の理解 ねんね。ぎゅー。チュー。ばんざい。おしまい。いないいないばぁ。お手てぱちぱち。よしよしして。ないないして(言葉だけだと反応薄い)。足を上げて。ボールをポーン(投げて)して。(パパかママ)にトントンしてきて等と言うと走ってしてくれます。
・指さし 興味、要求(手差しになっている)、叙述、応答(体の部位は毎回してくれるが、動物は微妙)ぐらいです。
・その他 言葉の真似、ダンスの真似、動きの真似などはぎこちないながらも良く真似をしてくれます。 フォークは刺せる確率が少ないですがスプーンはなんとか使えます。(後半は手づかみですが・・。) テレビやおもちゃで遊んでいる時だと目は合いにくいですが、親とダンス遊びや叙述手差しなど普段の時は比較的合います。 手繋ぎは最近してくれるようになりました。 本が大好きで毎回「はい」と言って渡してきます。3回ぐらいリピートすることも・・。
長文で申し訳ありませんが参考までにご回答いただけますと幸いです・・。
1歳10ヶ月のお子さんの発達には、個人差が大きく、気になる点があるのは当然のことです。しかし、ご相談内容を拝見すると、多くの「できること」があり、発達の遅れを心配しすぎる必要はないように感じます。ここでは、ご相談内容を詳細に分析し、気になる点に対する考え方と、ご家庭でできる具体的なサポートについて解説していきます。
1. 1歳10ヶ月の発達段階:何ができる?
まず、1歳10ヶ月のお子さんが一般的にできることについて確認しましょう。この時期は、言葉の発達が著しく、簡単な言葉を理解し、話せるようになります。また、運動能力も向上し、歩行や簡単な遊びができるようになります。
- 言葉の発達: 単語を理解し、話せるようになる(例:「パパ」「ママ」「ワンワン」など)。簡単な指示に従うことができる。
- 運動能力: 走る、階段を上る、ボールを投げるなど、活発な動きができるようになる。
- 社会性: 簡単な模倣遊びをする、人との関わりを楽しむようになる。
- 認知能力: 簡単なパズルを解く、絵本を見るなど、興味のあるものに集中する。
ご相談のお子さんの場合、すでに多くの言葉を理解し、話すことができています。体の部位を理解し、指示に従うこともできるため、発達は順調に進んでいると言えるでしょう。指差しや模倣も得意なようですし、手づかみで食事をしたり、絵本を好むなど、発達の各領域において、年齢相応の成長が見られます。
2. 気になる点への考察
次に、ご相談の中で「気になる点」として挙げられている項目について、一つずつ考察していきます。
2-1. 名前を呼んでも振り向かない
テレビやおもちゃに夢中になっているときは、集中力が非常に高まっている状態です。このため、名前を呼んでもすぐに振り向かないことは、珍しいことではありません。また、聴覚的な問題がないか心配されているかもしれませんが、言葉の理解が進んでいることから、聴力に問題がある可能性は低いと考えられます。
対策:
名前を呼ぶときは、お子さんの注意を引くような工夫をしてみましょう。例えば、お子さんの目を見て、笑顔で呼んだり、お子さんの好きなキャラクターの声で呼んだりするのも良いでしょう。また、名前を呼んだ後に、お子さんの好きなものを見せたり、一緒に遊んだりすることで、振り向くことへのモチベーションを高めることができます。
2-2. 言葉で「おいで」と言ってもあまりきてくれない
「おいで」という言葉だけでは、お子さんにとって具体的な行動がイメージしにくい場合があります。手を広げて呼ぶと走ってくることから、視覚的な合図や、親御さんの愛情表現が、お子さんにとって分かりやすく、安心感を与えるようです。
対策:
「おいで」と言うときは、手を広げたり、笑顔で近づいたりするなど、視覚的なサポートを組み合わせましょう。また、お子さんが「おいで」に応じた際には、たくさん褒めてあげましょう。
2-3. つま先歩き
時々つま先歩きをするとのことですが、外ではしないことから、まだ成長過程の一環である可能性が高いです。つま先歩きが頻繁に見られる場合や、他の発達の遅れが見られる場合は、専門家への相談も検討しましょう。
対策:
つま先歩きをしているときは、無理に注意するのではなく、お子さんの様子を観察しましょう。つま先歩きが頻繁に見られる場合は、整形外科医や理学療法士に相談し、専門的なアドバイスを受けることも検討しましょう。
2-4. 横目をする
1日に数回、3秒程度とのことですので、気になる程度であれば、様子を見ても良いでしょう。気になる場合は、眼科医に相談し、目の状態を確認してもらうと安心です。
対策:
横目をする回数や頻度を記録しておきましょう。必要に応じて、眼科医に相談しましょう。
2-5. 返事をしない、「いやぁよぉ!」と言う
まだ自分の気持ちを言葉でうまく表現できない時期なので、「いやぁよぉ!」と表現するのは、自然なことです。大人のように「うん」と返事をすることを期待するのではなく、お子さんの気持ちを受け止めてあげましょう。
対策:
お子さんの気持ちを理解し、「嫌だったんだね」「悲しかったね」など、言葉で表現してあげましょう。
2-6. 思い通りにいかないと怒る
1歳10ヶ月頃は、自我が芽生え、自分の思い通りにならないことに不満を感じやすくなります。積み木が倒れたり、パズルができなかったりすることは、お子さんにとって大きなストレスになる可能性があります。
対策:
お子さんの気持ちを理解し、「悔しかったね」「悲しかったね」など、言葉で表現してあげましょう。そして、一緒に解決策を考えたり、別の遊びに切り替えたりすることで、気持ちを切り替えられるようにサポートしましょう。
2-7. 夜の寝かしつけに時間がかかる
寝かしつけに時間がかかる原因は様々ですが、日中の活動量や、睡眠環境などが影響している可能性があります。
対策:
日中の活動量を増やし、夜はリラックスできる環境を整えましょう。寝る前に絵本を読んだり、優しい音楽を流したりするのも良いでしょう。
2-8. 寝るときのポーズとクレーン現象
寝るときのポーズは、お子さんの安心感や、心地よさを求めている行動です。手を引っ張ってくるのは、甘えたい気持ちの表れでしょう。
対策:
お子さんの要求に応え、抱っこしたり、手を握ってあげたりすることで、安心感を与えましょう。
2-9. 爪を噛む
爪を噛む行為は、不安やストレスを感じたときに見られることがあります。寝る前に増えることから、眠気や不安と関係があるかもしれません。
対策:
爪を噛む原因を探り、お子さんの不安を取り除くように努めましょう。寝る前にリラックスできるような環境を整えたり、スキンシップを増やしたりするのも良いでしょう。
2-10. 人見知り、後追い、トイレで泣く
人見知りは、成長の過程で自然なことです。後追いも、親御さんへの愛着の表れです。トイレで泣くのは、環境の変化や、不安を感じているからかもしれません。
対策:
人見知りの場合は、無理に他の人に近づけようとせず、お子さんのペースに合わせて、少しずつ慣らしていきましょう。後追いの場合は、お子さんの要求に応え、安心感を与えましょう。トイレトレーニングは、焦らず、お子さんのペースに合わせて進めましょう。
3. 今、親御さんができること
お子さんの発達をサポートするために、親御さんができることはたくさんあります。以下に、具体的なアドバイスをまとめました。
- 遊びを通しての学び: 遊びは、お子さんの発達を促す最高のツールです。絵本を読んだり、一緒に歌を歌ったり、外で遊んだりすることで、言葉の発達や運動能力、社会性を育むことができます。
- 言葉がけ: たくさんの言葉をかけてあげましょう。お子さんの話を聞き、共感し、褒めてあげることで、自己肯定感を高めることができます。
- 生活リズムを整える: 規則正しい生活リズムは、心身の発達に良い影響を与えます。食事、睡眠、遊びの時間を一定にすることで、お子さんの生活に安定感をもたらしましょう。
- スキンシップ: 抱っこしたり、手を繋いだり、たくさん触れ合うことで、安心感を与え、親子の絆を深めることができます。
- 専門家への相談: 心配なことがあれば、遠慮なく専門家に相談しましょう。地域の保健センターや、発達相談センター、小児科医などが相談に乗ってくれます。
4. 専門家への相談を検討しましょう
ご相談内容から、すぐに専門家への相談が必要な状況ではないと考えられますが、気になる点が続く場合や、発達に不安を感じる場合は、専門家への相談も検討しましょう。専門家は、お子さんの発達状況を詳しく評価し、適切なアドバイスをしてくれます。
相談できる専門家としては、以下のような機関があります。
- 小児科医: 定期的な健診で、発達の様子をチェックしてくれます。
- 保健師: 育児に関する相談に乗ってくれます。
- 発達相談センター: 発達に関する専門的な相談や、検査を受けることができます。
- 療育施設: 発達に遅れのあるお子さんに対して、専門的な支援を提供しています。
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5. まとめ
1歳10ヶ月のお子さんの発達には、個人差があり、気になる点があるのは当然のことです。今回の相談内容から、発達の遅れを心配しすぎる必要はないと考えられます。しかし、気になる点が続く場合や、不安な気持ちが解消されない場合は、専門家への相談も検討しましょう。
重要なポイント:
- お子さんの発達には個人差があることを理解しましょう。
- 多くの「できること」に目を向け、お子さんの成長を喜びましょう。
- 気になる点は、焦らず、お子さんの様子を観察しましょう。
- 遊びを通して、お子さんの発達をサポートしましょう。
- 不安な場合は、専門家に相談しましょう。
子育ては、喜びと同時に、悩みもつきものです。この記事が、少しでもあなたの不安を解消し、お子さんの健やかな成長をサポートする一助となれば幸いです。
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