幼稚園パートの悩み、新米保育士が抱える「責任の重さ」と「言葉の壁」を乗り越える方法

この記事では、幼稚園で働き始めたばかりの保育士さんが直面する、特別なニーズを持つ子どもたちへの対応、自由保育と縦割り保育への戸惑い、そして職務の重圧といった悩みに焦点を当て、具体的な解決策を提示します。保育の現場でよくある悩みと、それを乗り越えるための実践的なアドバイスを提供することで、読者の皆さんが抱える不安を解消し、自信を持って日々の保育に取り組めるようにサポートします。

ご相談させて下さい。

勤め先の幼稚園は障害を持っているお子さんを受け入れています。自閉症やダウン症のお子さん、診断はないけどグレーだなと思う子も多くいます。私が補助で入っているクラスは、1クラス25人程度で、絶対目が離せないお子さんは4人程度、療育検討中お子さんが2人、年相応のふわふわちゃんも若干名いるというクラスです。

遊びの中から、考える力、自主性を伸ばし、こどもの気持ちを大切にという園方針で、部分的に縦割りの保育を行っています。

本題です。

私は、この春この園で働き始めました。自由保育、縦割り保育初めての経験で、まず園になれるのがいっぱいいっぱいなのですが、肢体不自由のお子さんや（その子がいない日は）英語も日本語も通じない外国のお子さんをメインに保育補助に入る事になり、責任の重さや、言葉の壁にぶつかり、めげそうになります。

肢体不自由のお子さんは私の保育経験で初めてなので、どう援助すればよいかもわかりませんし、自由をかかげている園なので、どこまでがオッケーで、どこからが禁止なのかもよくわかりません。（知的な遅れはないお子さんなので、やりたい気持ち！というのを態度や言葉で表現してくれます）

その子気持ちを尊重すれば、主任にそれは違うと言われ、規制すると今は自由にさせるところ。「子供の様子を捉えて」と言われるのですが、子供の様子を捉えるどころか怪我させないか心配で、それどころではありません。

園の方針などを聞けば、一番近くで見ている私の判断を‥と言われ。研修もなく‥担任には、私も初めてで‥と言われ‥八方ふさがりです。

英語も日本語も通じないお子さんは、おもちゃで遊んだりはせず、他の子が遊んでいるものを壊してまわったり、叩いたり押したりと、けっこうやりたい放題です。怒られても、一向に通じていない様子です。いけないことはいけないと行動を静止したり、ちょっとの希望を込めて英語でノーとか、Don’t〇〇などと言いますが、全く行動が改善しません。

よくできた時はグッドボーイ！You Can Do it!!など褒めてあげますが、通じてるのかもわからりません。

障害がある子を受け入れいるのは知っていたし、自由保育も了承して就職を決めたのですが、与えられた職務の重さに押しつぶされてしまいそうです‥

幼稚園のパート、初年度からこんな感じは普通なのでしょうか？もうよくわかりません。

担任の先生は園で一番経験年数が少ない若い先生です。

1. 現状の課題を整理する

ご相談ありがとうございます。幼稚園でのパート、特に初めての環境で、多様な特性を持つ子どもたちの保育を担うことは、非常に大きな挑戦ですよね。まず、抱えている課題を整理し、一つずつ解決策を探っていきましょう。

多様なニーズへの対応: 自閉症、ダウン症、肢体不自由、言語の壁など、様々な状況の子どもたちへの対応に戸惑いを感じている。
自由保育と縦割り保育への適応: 自由保育と縦割り保育という、従来の保育とは異なる園の方針に慣れない。
情報不足と孤立感: 園からの十分なサポート（研修、具体的な指示）が得られず、担任の先生も経験が浅いため、頼れる人がいないと感じている。
職務の重圧: 責任の重さ、言葉の壁、子どもの安全への不安などから、仕事へのプレッシャーを感じている。

これらの課題は、多くの保育士が経験するものです。焦らず、一つずつ解決していきましょう。

2. 具体的な問題への対応策

2-1. 肢体不自由のお子さんへの支援

肢体不自由のお子さんへの支援は、初めての経験だと特に不安が大きいでしょう。しかし、適切な知識とサポートがあれば、必ず自信を持って対応できるようになります。

子どもの理解を深める: まずは、お子さんの状態を詳しく知ることから始めましょう。園の先生や保護者から、お子さんの特性、得意なこと、苦手なこと、必要なサポートについて詳しく情報を得ましょう。必要であれば、専門家（理学療法士、作業療法士など）に相談し、アドバイスをもらうのも良いでしょう。
安全な環境の確保: 肢体不自由のお子さんが安全に活動できる環境を整えることが重要です。床の段差や、転倒の危険があるものがないか確認しましょう。必要に応じて、クッション材や手すりなどを設置することも検討しましょう。
コミュニケーション: 言葉だけでなく、表情やジェスチャー、視線など、様々な方法でコミュニケーションを図りましょう。お子さんの気持ちを理解しようと努め、優しく語りかけ、安心感を与えましょう。
遊びの工夫: お子さんの状態に合わせて、遊びの工夫をしましょう。例えば、座ったままでも楽しめるおもちゃや、体を動かせる遊具などを取り入れることができます。遊びを通して、お子さんの発達を促し、自己肯定感を高めることができます。
専門家との連携: 園に理学療法士や作業療法士などの専門家がいれば、積極的に連携を取りましょう。専門家のアドバイスを受けながら、お子さんに合った支援方法を見つけることができます。

2-2. 言語の壁があるお子さんへの対応

言葉が通じないお子さんへの対応は、根気と工夫が必要です。しかし、諦めずに接することで、必ず関係性を築き、子どもたちの成長をサポートできます。

視覚的なサポート: 言葉が通じないお子さんには、視覚的なサポートが有効です。写真やイラスト、絵カードなどを使って、指示や説明をしましょう。例えば、「おもちゃを片付ける」という指示を出す際には、おもちゃの絵が描かれたカードを見せながら、一緒に片付ける動作をすることで、子どもたちは理解しやすくなります。
身振り手振りの活用: 言葉だけでなく、身振り手振りを積極的に活用しましょう。例えば、「座って」という指示を出す際には、座るジェスチャーをしながら、優しく促します。
繰り返しと一貫性: 同じ言葉やジェスチャーを繰り返し使うことで、子どもたちは徐々に理解していきます。また、一貫した対応をすることで、子どもたちは安心感を持ち、ルールを学びやすくなります。
肯定的な言葉がけ: できたときには、積極的に褒めてあげましょう。「グッド！」「よくできたね！」など、分かりやすい言葉で表現することで、子どもたちの自己肯定感を高めることができます。
他の子どもとの交流: 他の子どもたちとの交流を促すことも重要です。遊びを通して、子どもたちは互いに学び合い、言葉や文化の違いを超えて、友情を育むことができます。

2-3. 自由保育と縦割り保育への対応

自由保育と縦割り保育は、子どもの自主性を育む上で非常に有効な保育方法ですが、慣れないうちは戸惑うことも多いでしょう。園の方針を理解し、子どもたちの様子を観察しながら、柔軟に対応することが大切です。

園の方針を理解する: まずは、園の方針を深く理解しましょう。園長先生や主任の先生に、自由保育と縦割り保育の目的や、具体的な進め方について詳しく質問し、理解を深めましょう。
子どもの観察: 子どもたちの様子をよく観察し、それぞれの個性や興味関心、発達段階を把握しましょう。子どもたちの様子を観察することで、適切な声かけや援助ができるようになります。
環境設定: 子どもたちが自由に遊び、学び、成長できるような環境を整えましょう。遊びのコーナーを設けたり、様々な素材や道具を用意したりすることで、子どもたちの興味関心を刺激し、主体的な活動を促すことができます。
見守りと援助のバランス: 子どもたちの自主性を尊重しつつ、必要な時には適切な援助を行いましょう。危険な行為や、他の子どもたちの迷惑になる行為に対しては、毅然とした態度で注意し、安全を守りましょう。
担任との連携: 担任の先生と積極的に連携し、情報交換や相談を行いましょう。担任の先生と協力することで、子どもたちへのより良い支援が可能になります。

3. 職務の重圧を軽減する方法

初めての環境で、多様な子どもたちの保育を担うことは、精神的な負担も大きいものです。しかし、適切な対策を講じることで、職務の重圧を軽減し、心身ともに健康な状態で働くことができます。

情報収集と学習: 積極的に情報収集を行い、知識とスキルを向上させましょう。専門書を読んだり、研修に参加したり、先輩保育士に相談したりすることで、自信を高めることができます。
自己肯定感を高める: 自分の良いところを見つけ、自己肯定感を高めましょう。小さなことでも良いので、自分の成長を認め、褒めてあげましょう。
休息とリフレッシュ: 休息をしっかりと取り、心身をリフレッシュさせましょう。趣味を楽しんだり、友人や家族と過ごしたり、気分転換になるような活動を取り入れましょう。
相談できる相手を見つける: 困ったことや悩んでいることがあれば、誰かに相談しましょう。園の先生や、家族、友人、または専門家など、誰でも構いません。話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。
専門家への相談: 専門家への相談も検討しましょう。

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4. 園とのコミュニケーションを円滑にする

園での働きやすさを向上させるためには、園とのコミュニケーションを円滑にすることが不可欠です。積極的にコミュニケーションを図り、情報を共有し、協力体制を築きましょう。

積極的に質問する: 分からないことや疑問に思うことがあれば、遠慮せずに質問しましょう。園長先生や主任の先生、担任の先生に質問し、積極的に情報を収集しましょう。
報告・連絡・相談を徹底する: 子どもたちの様子や、気になること、困ったことなどがあれば、こまめに報告・連絡・相談を行いましょう。
意見交換の場を持つ: 園の方針や、保育の方法について、意見交換の場を持ちましょう。自分の考えを伝え、他の先生たちの意見を聞くことで、理解を深めることができます。
感謝の気持ちを伝える: 感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。他の先生たちに感謝の気持ちを伝えることで、良好な人間関係を築き、協力体制を強化することができます。
記録を残す: 子どもたちの様子や、対応について、記録を残しましょう。記録をすることで、自分の成長を振り返り、今後の保育に役立てることができます。

5. 経験豊富な保育士からのアドバイス

最後に、経験豊富な保育士からのアドバイスをご紹介します。先輩保育士たちの経験談は、あなたの悩みを解決し、自信を持って保育に取り組むためのヒントになるでしょう。

焦らず、一歩ずつ: 「最初は誰でも戸惑うものです。焦らず、一歩ずつ経験を積み重ねていくことが大切です。」
子どもの個性を尊重する: 「子どもたちはそれぞれ個性を持っています。子どもの個性を尊重し、その子に合った方法で接することが大切です。」
楽しむ心を忘れない: 「保育は大変なことも多いですが、子どもたちの笑顔を見ることで、やりがいを感じることができます。楽しむ心を忘れずに、保育に取り組んでください。」
周りを頼る: 「一人で抱え込まず、周りの先生や、保護者、専門家など、頼れる人に頼ることが大切です。」
自分を大切にする: 「心身ともに健康な状態で働くことが大切です。休息を取り、自分を大切にしてください。」

6. まとめ

幼稚園でのパート、特に初めての環境では、様々な困難に直面することがあります。しかし、適切な知識とサポート、そして前向きな姿勢があれば、必ず乗り越えることができます。この記事で紹介した解決策を参考に、一つずつ課題を解決し、自信を持って保育に取り組んでください。そして、子どもたちの成長を喜び、保育士としてのやりがいを感じながら、充実した日々を送ってください。

あなたの努力は、必ず子どもたちの未来を明るく照らします。応援しています！

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