「死ね」は反抗期のせい?娘との関係改善と将来のキャリアを考える親御さんへ
「死ね」は反抗期のせい?娘との関係改善と将来のキャリアを考える親御さんへ
この記事では、高校生の娘さんとの関係に悩むお母様からのご相談にお答えします。娘さんの暴言や反抗的な態度に苦しみながらも、その背景にある娘さんの個性や才能を理解し、前向きな関係を築くためのヒントを提供します。同時に、娘さんの将来のキャリアを見据え、親としてできるサポートについて具体的にアドバイスします。
発達障害のある子で、外では優等生、母親には暴言、暴力という子が一定数いると知りました。うちの娘は、幼稚園の時に一度アスペルガー症候群の可能性を指摘されましたが、その後診断は下らず、私もアスペルガー症候群の本を読みましたが、娘には当てはまらないと判断し、以後高校生の現在まで療育機関には相談をしてきませんでした。
でも、中学生くらいから私への暴言(死ね、くそばばあ、てめえ)がひどく、ただの反抗期ととらえていて良いのだろうか、やっぱり発達障害だったのではないか?と考え始めています。
娘の良い点を挙げます。
・きちんとした敬語を使い、挨拶もできます。(小学生のころから)
・学校の活動(委員会など)は責任をもってしっかり役割をこなします。
・友達は多くはありませんが、友人を大切にします。
・相手の気持ちを気遣って、会話の内容を考えることができます(例えば、家庭の事情で旅行に行けないお友達の来る前に、海外旅行のパンフレットを片付けて話題にしない、相手が模試の成績が悪い時、自分はA判定でも自分もあんまりできなかったと言う)
→ 相手を気遣ったり、空気を読んだ言動が小さいころからできていたので、アスペルガー症候群はないだろうと思いました。
・勉強はまあまあできます(偏差値67の公立高校に通っています)
学校や塾の先生から問題を指摘されたことは一度もありません。
むしろ、褒められたり、可愛がられたりしています。
[娘の悪いところ]
・片付けができません。ごみをゴミ箱に入れないこともしばしば。洋服ダンスの引き出しを閉めず、絵の具や薬などチューブの蓋を閉めず蓋もすぐなくなる。
・父親が大嫌い(悪いところと娘だけのせいにできませんが、とりあえずこちらの枠に書きます)、とにかく避けまくって、死ねばいいのにと日常的に言っています。
・母親の私には暴言がひどい。(死ね、てめえ、くそばああ、使えない、などなど)
→ しかし、甘え方もすごい。私が本気で呆れるとしがみついてくる、抱っこしてという
→ 一緒に部屋で勉強しよう(私も仕事上勉強が欠かせないので)、ビデオみようという
→ 一緒に出掛けると喜ぶ(祖母が加わると不機嫌。私と2人で出かけたいらしい)
子育てに熱心だった、良い母親だったとは思いませんが、その時その時、娘のピンチには一緒に考え、向き合ってきたと思います。
でも、育てにくかったな、とも思います。
今も、なんだか悲しくなることがあります。
どうして娘は私に酷いこというのかな。
言われるような悪い母親だったのかな。
仕事が好きで家でも仕事のことたくさん考えていたからかな(ただし、残業はほぼなし。家に一緒にいる時間はありました)
まとまりがなくなってきました。
すみません。
娘は、良い大学に入って、海外に行く仕事をして、親は見捨てるって言います。
(いつも言っているわけではなく、叱ったときに)
老後の面倒はもともとあてにしていませんが、高校受験も、小学校から塾に通い、3年次は1年で100万円使ってもらって合格したくせに、偉そうだなと思います。
今も塾に行っているし(月4万5000円)、公立高校だけど海外研修もあってお金もかかるし、国立ははなから除外し私立大学に行くといっているし、バイトはしたくない、小遣いよこせ、〇〇買えっていうし、馬鹿らしくなってしまう日があります。
大学は、3年、4年の分は奨学金組んでもらおうかな、とか。
自分のためにはほとんどお金をかけずとも、わが子の教育費には金に糸目はつけないという親御さんもたくさんいるのに、こんなこと考えてしまうから、うちの娘は反抗的なのでしょうか。
はじめに
ご相談ありがとうございます。高校生の娘さんとの関係、そして将来への不安、本当に大変な状況だと思います。娘さんの言動に傷つき、戸惑い、そして将来への期待と不安が入り混じるお気持ち、痛いほど伝わってきます。今回の記事では、娘さんの言動の背景にある可能性を探りながら、具体的な対応策と、娘さんの将来のキャリアをサポートするためのヒントを、キャリアコンサルタントの視点から提案させていただきます。
1. 娘さんの言動の背景を探る
娘さんの言動について、いくつかの可能性を考えてみましょう。
1.1 反抗期
中高生は、自己肯定感を確立し、自立を目指す時期です。親からの自立を試みる過程で、反抗的な態度をとることがあります。娘さんの場合、外面が良いこと、学校生活で問題がないことなどから、反抗期である可能性も十分に考えられます。この時期は、親への不満や葛藤が、暴言という形で現れることもあります。
1.2 発達障害の可能性
過去にアスペルガー症候群の可能性を指摘されたとのことですが、診断に至らなかったとのこと。しかし、片付けが苦手、特定のものへのこだわり、感情表現の偏りなど、発達障害に見られる特徴も一部見られます。ただし、専門家の診断なしに断定することはできません。もし気になるようでしたら、専門機関への相談を検討することも選択肢の一つです。
1.3 親子関係の問題
娘さんの暴言は、親への不満の表れである可能性もあります。仕事に熱心だったお母様との間に、コミュニケーション不足や、期待と現実のギャップなどが生じているかもしれません。娘さんが「見捨てる」という言葉を使うことからも、親への不満が読み取れます。しかし、娘さんが甘えたり、一緒に時間を過ごしたがる様子からは、愛情も感じられます。複雑な感情が入り混じっている状態と言えるでしょう。
2. 娘さんとの関係を改善するための具体的なステップ
娘さんとの関係を改善するために、以下のステップを試してみてはいかがでしょうか。
2.1 感情の整理と自己肯定感を高める
まずはお母様ご自身の感情を整理することが大切です。娘さんの言動に傷つき、落ち込むこともあるでしょう。しかし、自分を責めすぎず、まずはご自身の感情を受け止めてください。そして、ご自身を大切にすること。趣味や休息の時間を持ち、心身ともに健康な状態を保つことが、娘さんとの関係改善にもつながります。
2.2 コミュニケーションの改善
一方的なコミュニケーションではなく、娘さんの話を聞き、気持ちを理解しようと努めましょう。頭ごなしに否定したり、説教するのではなく、まずは共感を示し、「つらいね」「大変だったね」など、感情に寄り添う言葉をかけてみましょう。娘さんの話を聞く際には、批判やアドバイスは控え、相手の気持ちを理解しようと努めることが重要です。また、感謝の気持ちを伝えることも大切です。「いつも学校で頑張っているね」「あなたの優しさに感謝しているよ」など、具体的な言葉で伝えることで、娘さんの自己肯定感を高めることができます。
2.3 境界線の設定
娘さんの暴言や不適切な行動に対しては、毅然とした態度で接することも必要です。ただし、感情的に怒鳴ったり、人格を否定するような言葉は避けましょう。「そういう言葉遣いはやめてほしい」「私は傷つくから、やめてくれると嬉しい」など、冷静に自分の気持ちを伝え、具体的な行動を求めることが大切です。また、娘さんの要求を全て受け入れるのではなく、必要なものは与え、不必要なものは断るなど、境界線を明確にすることも重要です。
2.4 専門家への相談
もし、ご自身だけでは解決が難しいと感じたら、専門家への相談も検討しましょう。臨床心理士やカウンセラーに相談することで、客観的なアドバイスや、具体的な対応策を学ぶことができます。また、発達障害の可能性が気になる場合は、専門機関で検査を受けることもできます。
3. 娘さんの将来のキャリアをサポートするために
娘さんの将来のキャリアをサポートするためには、以下の点に注意しましょう。
3.1 娘さんの興味関心を知る
娘さんの興味関心や得意なことを把握することが、キャリア選択の第一歩です。普段の会話や、学校での活動、趣味などを通して、娘さんの好きなこと、得意なことを見つけていきましょう。オープンな質問をして、娘さんの考えを聞き出すことも有効です。「将来、どんな仕事に興味があるの?」「どんなことをしてみたい?」など、娘さんの夢や目標を聞き出すことで、具体的なキャリアプランを立てるためのヒントが得られます。
3.2 情報収集と選択肢の提示
娘さんの興味関心に合わせて、様々な職業や働き方に関する情報を集めましょう。インターネット検索、書籍、セミナーなど、情報収集の方法はたくさんあります。娘さんと一緒に情報を収集し、様々な選択肢を提示することで、視野を広げることができます。また、大学進学だけでなく、専門学校や留学、インターンシップなど、多様な選択肢があることを伝えましょう。
3.3 自己分析のサポート
自己分析は、キャリア選択において非常に重要なプロセスです。娘さんの強みや弱み、価値観などを一緒に考え、自己理解を深めるサポートをしましょう。例えば、過去の経験から得られた学びや、得意なこと、苦手なことなどを整理し、自己PRを作成する練習をすることも有効です。
3.4 経済的なサポート
大学進学や留学など、教育費は高額になる場合があります。事前に、教育資金の計画を立て、無理のない範囲でサポートできるようにしましょう。奨学金制度や、教育ローンなど、様々な制度を活用することも検討しましょう。また、娘さんにアルバイトをさせることで、社会経験を積ませることもできます。
3.5 見守る姿勢
最終的に、キャリアを選択するのは娘さん自身です。親としてできることは、情報を提供し、サポートすること。娘さんの選択を尊重し、見守る姿勢が大切です。たとえ、親の期待とは異なる道を選んだとしても、娘さんの決断を応援し、支えてあげましょう。
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4. まとめ
娘さんとの関係改善は、一朝一夕にできるものではありません。焦らず、一歩ずつ、娘さんの気持ちに寄り添いながら、コミュニケーションを重ねていくことが大切です。そして、娘さんの将来のキャリアをサポートするためには、娘さんの興味関心を知り、情報を提供し、自己分析をサポートし、経済的なサポートを行い、見守る姿勢を持つことが重要です。今回の記事が、少しでもお母様のお役に立てれば幸いです。応援しています。
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