3歳児の癇癪に疲弊…発達を促す声かけと、子どもの心を休ませる方法とは?
3歳児の癇癪に疲弊…発達を促す声かけと、子どもの心を休ませる方法とは?
以下は、あるお母さんからの切実な悩みです。幼稚園に通い始めた3歳のお子さんの発達に関する心配と、毎日の癇癪への対応に苦慮している様子が伝わってきます。
3歳の息子にどう接していいのかわからなくなってきました。
4月から幼稚園に通っていますが、6月頭に担任の先生から療育を勧められました。
幼稚園から言われたのは下記のようなことです。
- 複数指示をした場合、1つ2つ忘れてしまう
- 全体指示が通りにくく、個別に伝えている
- 他に気を取られ、自分のやっている作業が進まない
- 手を離して階段を上り下りできない
- とび箱からジャンプで飛び降りることができない
心理士さんとの面談に連れて行きましたが、3月生まれだし、今までの発達も全部ゆっくりなので、まだまだ成長途中というだけで特別心配な感じは受けないと言われました。少し幼い感じはするけど、月齢から見るとすごく遅れてるわけではない。こちらの言うことはちゃんとわかっていて、一対一での指示はちゃんと通るので、療育が必要な状態ではないと思う、と。
このように言われたと幼稚園にも伝えたところ、ではこのまま様子を見ながら、園でもご家庭でも○○くんの成長を促していきましょう、という話になりました。
ホッとしたようなモヤモヤするような…。ネットで調べれば調べるほど、息子はやはり発達障害なのではと思ってしまうくらい、いろいろ当てはまります。
園から「○○くんに考えさせるような声かけを」と言われており、帰ってきたら園グッズを片付けて→手を洗って→着替えて…という流れなのですが、いつもすぐオモチャで遊びたがるので、「帰ってきたら何するんだった?」「お片付けのあとは?」という感じで促していますが、たぶん幼稚園でも同じように言われているからなのか、「もぉーーーー!いやぁ!」「しない!おかたづけしない!!」などすぐキレたり泣き叫んで反発したりします。暴れたあと渋々やり始めますが、制服を脱いだりトイレに行ったり、本来ひとりで出来ることも「でーきーなーいー!もーーー!ママやってよー!」とまた暴れ始めます。
毎日こうなので、こちらもイライラして「できるでしょ?自分で出来ることはちゃんとやりなさい!」と怒ってしまいます。そうするとまた号泣。毎日本当に疲れます。
そして、運動も超がつくほど苦手で、みんなと同じレベルで出来ないので、レベルを落としたことから1つずつやっていただいているようで…そういったことから、クラスの他の子の目に付いているのかもしれません。
先日、クラスの子ども達とその母親とで児童館で遊ぶ機会があったのですが、とある男の子に泣かされていました。見えないところだったので、何をされたかはわからないのですが…。
他にも「エイ!ってされた(パンチのポーズ)」とか「パパ!こっちくるな!あっちいって!」(こんな言い方を今まで聞いたことがないので、幼稚園で言われているのでは)とか「やめろー!(と言いながら弟にパンチの真似)」とか…いじわるをされているのでは…と思ってしまう様子が見られます。
7月に作業療法士さんと面談、8月に言語聴覚士さんと面談の予定です。心理士さんには必要ないと思うけどねと言われましたが、やはり心配なのと、親の勘で「何かある」と思っているので予約を取った次第です。
長くなってしまいましたが、毎日幼稚園で、出来ないことを少しずつですがやってみたり、もしかしたらお友達から何かされて嫌な思いもしてたり、息子なりに小さな身体と心ですごく頑張ってるのに、家に帰ってきてまで、幼稚園の先生と同じように親にいろいろ言われたら息子は心が休まる時間がないのでは…と思い始めました。帰ってきてからの癇癪も、ストレスが溜まっているのではと…。
弟が産まれたばかりなので、赤ちゃん返りもあるのかもしれません。
ただ、幼稚園からは発達を促すように声かけをと言われているので、幼稚園でせっかくいろいろがんばっても、家で甘やかしては意味がないのかな…とも思ったり。
でも、もう毎日の大暴れに辟易していて、かわいい息子のはずなのに、憎たらしく思えてしまいツライです。
支離滅裂で分かりにくいとは思いますが、何でもいいので何かご意見をお願いします。
この悩みは、3歳のお子さんの発達に関する心配、幼稚園での生活への適応、そして日々の癇癪への対応に苦慮するお母さんの心情を伝えています。発達の遅れや周囲との関係性、そして弟の誕生による環境の変化など、複合的な要因が絡み合い、お母さんの心身の負担を大きくしているようです。この記事では、このような状況にあるお母さんが、少しでも心穏やかに、そして前向きに子育てができるよう、具体的なアドバイスとサポートを提供します。
1. 現状の整理と親御さんの心のケア
まず、現状を整理し、親御さんの心のケアを優先することが重要です。この時期のお子さんの発達には個人差があり、一概に「遅れている」と判断することは難しいです。心理士さんの意見や、今後の専門家との面談を通して、客観的な情報を得ることが大切です。
1-1. 感情の整理と自己肯定感の維持
毎日のお子さんの癇癪や、発達への不安から、親御さんは疲弊し、ネガティブな感情を抱きがちです。しかし、まずはご自身を責めず、「一生懸命子育てをしている」と自分を褒めてあげてください。そして、以下の方法で感情を整理しましょう。
- 日記をつける: 毎日のできごとや感情を記録することで、自分の気持ちを客観的に見つめ直すことができます。
- 信頼できる人に話す: 夫、家族、友人、または専門家(カウンセラーなど)に話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になります。
- 休息をとる: 睡眠不足や疲労は、感情を不安定にします。積極的に休息時間を確保し、心身を休ませましょう。
1-2. 専門家との連携
今回のケースでは、心理士さん、作業療法士さん、言語聴覚士さんとの面談が予定されています。これらの専門家との連携を通じて、お子さんの発達状況を正確に把握し、適切なサポートを受けることが重要です。専門家のアドバイスを参考に、家庭での対応方法を調整しましょう。
- 面談前の準備: 幼稚園での様子、家庭での行動、気になる点などを記録し、面談で具体的に伝えられるように準備しましょう。
- 積極的な質問: 専門家に対して、疑問点や不安な点を積極的に質問し、納得のいく説明を受けましょう。
- 継続的な連携: 一度の面談で終わらず、定期的に専門家と連携し、お子さんの成長に合わせてサポート内容を調整しましょう。
2. 幼稚園と家庭での連携
幼稚園と家庭での連携は、お子さんの成長を促す上で非常に重要です。幼稚園での様子を把握し、家庭での対応と一貫性を持たせることで、お子さんは安心感を得て、よりスムーズに成長することができます。
2-1. 幼稚園との情報共有
幼稚園の先生と積極的にコミュニケーションを取り、お子さんの日々の様子を共有しましょう。具体的には、
- 連絡帳の活用: 連絡帳を通じて、家庭での出来事や気になる点を先生に伝え、幼稚園での様子を尋ねましょう。
- 面談の実施: 定期的に先生との面談を行い、お子さんの成長や課題について話し合いましょう。
- 園での対応の確認: 幼稚園での声かけや指導方法を確認し、家庭での対応と一貫性を持たせましょう。
2-2. 家庭での対応
幼稚園での「考えさせる声かけ」を参考にしつつ、お子さんの状況に合わせて柔軟に対応しましょう。
- 具体的な指示: 複数の指示を一度に出すのではなく、一つずつ、具体的に指示を伝えましょう。
- 視覚的なサポート: 視覚的なスケジュール表や、絵カードなどを用いて、やるべきことを分かりやすく伝えましょう。
- 肯定的な言葉かけ: できたことや頑張ったことを具体的に褒め、自己肯定感を高めましょう。
- 癇癪への対応: 癇癪が起きた場合は、まずは落ち着いてお子さんの気持ちを受け止め、安全な場所で落ち着くまで見守りましょう。
3. 癇癪への具体的な対応
お子さんの癇癪は、発達の過程でよく見られる行動ですが、親御さんにとっては大きなストレスとなります。癇癪への具体的な対応方法を学び、実践することで、親御さんの負担を軽減し、お子さんの心の安定を促すことができます。
3-1. 癇癪の原因を理解する
癇癪の原因は、お子さんの発達段階や置かれている状況によって異なります。主な原因として、
- 未熟な自己コントロール能力: 自分の感情をコントロールする能力が未熟なため、感情が爆発してしまうことがあります。
- コミュニケーション能力の未熟さ: 自分の気持ちを言葉でうまく表現できないため、癇癪を起こすことがあります。
- 環境の変化やストレス: 幼稚園での生活、弟の誕生など、環境の変化やストレスが原因で癇癪が起こることがあります。
- 睡眠不足や空腹: 睡眠不足や空腹など、生理的な要因も癇癪を引き起こす可能性があります。
3-2. 癇癪が起きた時の対応
癇癪が起きた時は、以下のステップで対応しましょう。
- 安全確保: まずはお子さんの安全を確保し、周囲の危険物から遠ざけましょう。
- 感情を受け止める: お子さんの気持ちを理解し、「つらいね」「悲しいね」など、共感の言葉をかけましょう。
- 落ち着くまで待つ: 落ち着くまで、お子さんのそばで見守りましょう。抱きしめたり、手を握ったりして、安心感を与えましょう。
- 落ち着いたら話を聞く: 落ち着いたら、何が原因で癇癪が起きたのか、優しく話を聞きましょう。
- 代替行動を教える: 自分の気持ちを言葉で表現する方法や、問題解決の方法を教えましょう。
3-3. 癇癪を予防するための工夫
癇癪を予防するために、以下の工夫を取り入れましょう。
- 生活リズムを整える: 規則正しい睡眠時間と食事時間を確保し、生活リズムを整えましょう。
- 事前の準備: 予定変更や新しいことへの挑戦など、事前に説明し、心の準備を促しましょう。
- 選択肢を与える: 自分で選択できる機会を与えることで、自己肯定感を高め、癇癪を予防することができます。
- 休息時間の確保: 疲れている時は、無理をさせずに休息時間を確保しましょう。
- 遊びの時間を大切にする: 遊びを通して、感情表現や問題解決能力を育みましょう。
4. 弟の誕生と赤ちゃん返りへの対応
弟の誕生は、お子さんにとって大きな環境の変化です。赤ちゃん返りや、今まで見られなかった行動が見られることもあります。弟の誕生に伴う変化に、どのように対応すればよいのでしょうか。
4-1. 赤ちゃん返りの理解
赤ちゃん返りは、弟の誕生によって、お子さんが不安や寂しさを感じ、親の愛情を独占したいという気持ちから起こる行動です。赤ちゃん返りの行動は、一時的なものであり、成長の過程で自然に治ることが多いです。
4-2. 赤ちゃん返りへの対応
赤ちゃん返りに対しては、以下の方法で対応しましょう。
- 愛情を伝える: 積極的に抱きしめたり、話しかけたりして、愛情を伝えましょう。
- 特別な時間を設ける: 一緒に遊んだり、絵本を読んだりする時間を設け、お子さんとの絆を深めましょう。
- 弟の世話を手伝わせる: 弟の世話を手伝わせることで、お兄ちゃん、お姉ちゃんとしての自覚を促し、自己肯定感を高めましょう。
- 我慢を褒める: 弟の誕生によって、我慢しなければならないことが増えることもあります。我慢できた時には、具体的に褒めてあげましょう。
- 焦らない: 赤ちゃん返りは、時間が解決することもあります。焦らず、お子さんの気持ちに寄り添いましょう。
5. 運動への苦手意識と友達関係への配慮
運動が苦手なお子さんの場合、周囲の目が気になったり、自信を失ったりすることがあります。また、友達関係においても、いじめや仲間はずれといった問題が発生する可能性があります。これらの問題に、どのように対応すればよいのでしょうか。
5-1. 運動への苦手意識への対応
運動が苦手なお子さんに対しては、以下の方法で対応しましょう。
- 無理強いしない: 無理に運動をさせたり、他の子と比較したりすることは避けましょう。
- 得意なことを見つける: 運動以外の得意なことを見つけ、自信を育みましょう。
- 褒める: 頑張ったことや、少しでもできたことを具体的に褒め、自己肯定感を高めましょう。
- 専門家のサポート: 必要に応じて、運動療育などの専門家のサポートを受けましょう。
5-2. 友達関係への配慮
友達関係においては、いじめや仲間はずれといった問題が発生する可能性があります。これらの問題に対しては、以下の方法で対応しましょう。
- 子どもの話をよく聞く: 子どもの話に耳を傾け、気持ちを理解しましょう。
- 状況を把握する: 幼稚園の先生や、他の保護者と連携し、状況を把握しましょう。
- 子どもに教える: 自分の気持ちを言葉で表現する方法や、相手とのコミュニケーション方法を教えましょう。
- 専門家への相談: 必要に応じて、スクールカウンセラーや、児童相談所などの専門家に相談しましょう。
6. 親御さんのための心の休息
子育ては、体力も精神力も消耗するものです。親御さんが心身ともに健康でいることが、お子さんの健やかな成長につながります。親御さんのための心の休息方法を紹介します。
6-1. 休息時間の確保
睡眠不足や疲労は、感情を不安定にし、子育ての質を低下させます。積極的に休息時間を確保し、心身を休ませましょう。
- 睡眠時間の確保: 毎日7〜8時間の睡眠時間を確保しましょう。
- 休息日の設定: 週末など、定期的に休息日を設け、家事や育児から解放される時間を作りましょう。
- 隙間時間の活用: 昼寝や、子どもが寝ている間に、休息時間を確保しましょう。
6-2. ストレス解消法
ストレスを解消する方法を見つけ、実践しましょう。
- 趣味の時間: 自分の好きなことに没頭する時間を作りましょう。
- 運動: 軽い運動やストレッチで、心身をリフレッシュしましょう。
- リラックス法: 音楽を聴いたり、アロマを焚いたりして、リラックスできる時間を作りましょう。
- 気分転換: 散歩や、自然の中で過ごすなど、気分転換になることを行いましょう。
6-3. 助けを求めること
一人で抱え込まず、周囲に助けを求めることも大切です。
- 家族のサポート: 夫や、実家、親戚など、家族に育児を手伝ってもらいましょう。
- 地域のサポート: 地域のファミリーサポートや、一時保育などのサービスを利用しましょう。
- 専門家のサポート: 育児相談や、カウンセリングなどの専門家のサポートを受けましょう。
このQ&A記事では、3歳のお子さんの発達に関する心配、幼稚園での生活への適応、そして日々の癇癪への対応に苦慮するお母さんに向けて、具体的なアドバイスとサポートを提供しました。お子さんの発達には個人差があり、焦らず、お子さんのペースに合わせて、様々なサポートを活用しながら、子育てを楽しんでください。そして、何よりも、親御さん自身が心身ともに健康でいることが、お子さんの健やかな成長につながることを忘れないでください。
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