発達障害の子供たちを抱え、自身の精神疾患とも向き合うシングルマザーが、仕事と子育てを両立し、生きやすくなるための包括的な支援と具体的な方法
発達障害の子供たちを抱え、自身の精神疾患とも向き合うシングルマザーが、仕事と子育てを両立し、生きやすくなるための包括的な支援と具体的な方法
初めまして。
発達障害の家族同士で暮らす家庭のことで悩んでいます。
9年前、結婚してすぐ長男を妊娠し、夫の実家で同居しました。熱血タイプの夫の両親と性格が合わず、次第にモラハラを受けるようになり、離婚しました。
その間、長男を含め男の子を3人授かり、今アパートで私と子供達の4人暮らしをしています。
次男は赤ちゃんの頃から手のかかる子で、保育園の先生の紹介で発達支援センターに通っていました。一年後、病院を勧められ、重度のADHD（多動優勢）と診断されました。それから発達障害の本を読み、私なりに勉強し、毎日毎日、息子のことばかり考えていました。
仕事中は昨日の反省…休憩中はノートや本を広げ勉強…夕方、帰りが近くなると「今日こそは！」と息子への接し方や言葉がけを考えてみたり、生活習慣が身につく方法を考えてみたり…毎日毎日、小さなことに一喜一憂しながら一人で頑張っていました。
でも…頑張っても頑張っても上手くいかないのは、私にも問題がありました。多分モラハラの原因はそこにあったのだと、今になってみれば そう思うのですが…
私自身小さい頃から夢と現実の間にいるような子供で、今でも自分の世界にすぐ吸い込まれてしまい、何をするにも時間がかかりすぎてしまうのです。段取りや片付け、時間の管理が苦手で、アパート暮らしが3ヶ月程過ぎた頃、心身ともに疲れがピークに達し、鬱になってしまいました。
元々気分にムラのある性格なのですが、病院を受診したところ、ADHDと双極性障害であることが分かりました。それ以来鬱のような症状をたびたび繰り返すようになり、春先からは躁状態が3ヶ月も続きました。
その間、長男もADHD傾向であることが分かり、勉強につまづき始めた長男は荒れ、家の中は大騒ぎ…。毎日のように「死ね、バカ、クソ」の悪態と、弟への暴力、そして喧嘩が絶えません。力も強くなり、私の力では止めきれないこともあります。
自分がおかしくなってから、半年経ちました。その間、私の母が毎日、家事を手伝いに来てくれています。情けなくて仕方がありませんが、母がいなければ今頃のたれ死んでいた…と思うほどです。
本当は可愛くて仕方なくて、一番大切な我が子なのに、自分が疲れ過ぎて、しつけも何もできておらず、育児放棄に近い状態です…
それでも、子供達のそばに居てあげられる親は私しかいません。親らしいことをしてあげたい。このままでは、子供達の将来も不安です。
発達障害当事者であるわたしが、同じ障害を持った子供たちを一人で育てるために、受けられる公的支援があったら教えてください。どうしたら生きやすくなるでしょうか…
できれば子供達の療育と、わたし自身の精神状態を改善するための時間が欲しいです。
ご相談ありがとうございます。シングルマザーとして、発達障害のお子さんたちを育てながら、ご自身も精神的な問題を抱え、多くの困難に直面されている状況、大変お辛いことと思います。この状況を改善し、より良い生活を送るための具体的な支援策と、心の持ち方について、一緒に考えていきましょう。
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を整理し、問題点を具体的に把握することが重要です。ご相談内容から、以下の点が課題として挙げられます。
- お子さんたちの発達障害と、それによる行動の問題: 次男さんのADHD（多動優勢）と長男さんのADHD傾向による行動の問題（学習の遅れ、悪態、暴力、喧嘩など）
- ご自身の精神的な問題: ADHDと双極性障害による精神的な不安定さ（鬱状態、躁状態の繰り返し）
- 育児と家事の負担: 育児放棄に近い状態、家事の負担、時間の管理の困難さ
- 経済的な問題: シングルマザーとしての経済的な不安定さ
- 孤立感: 頼れる人がお母様のみという状況
これらの問題を一つずつ解決していくために、具体的な対策を立てていきましょう。
2. 利用できる公的支援と制度
発達障害のお子さんたちと、ご自身の精神的な問題を抱えながら生活していくためには、公的な支援を積極的に活用することが不可欠です。
2-1. 児童福祉サービス
お子さんたちのために利用できる児童福祉サービスは多岐にわたります。これらのサービスを積極的に活用することで、育児の負担を軽減し、お子さんたちの成長をサポートすることができます。
- 児童発達支援: 未就学のお子さんを対象とした療育サービスです。発達を促すための遊びやプログラムを提供し、日常生活における基本的な動作や知識の習得を支援します。
- 放課後等デイサービス: 学齢期のお子さんを対象としたサービスです。放課後や夏休みなどの長期休暇中に、生活能力の向上や社会性の発達を促すための活動を行います。
- 保育所等訪問支援: 保育所や幼稚園に通うお子さんに対して、専門家が訪問し、集団生活への適応を支援します。
- 一時預かり: 保護者の急な用事や、休息が必要な場合に、お子さんを一時的に預かってもらえるサービスです。
これらのサービスを利用するためには、お住まいの市区町村の福祉窓口に相談し、利用申請を行う必要があります。利用料は、所得に応じて減免される場合があります。
2-2. 障害福祉サービス
ご自身の精神的な問題を抱えている場合、障害福祉サービスを利用することができます。これらのサービスを利用することで、ご自身の生活をサポートし、精神的な安定を図ることができます。
- 精神科医療: 定期的な通院や服薬治療、カウンセリングなど、専門的な医療サービスを受けることができます。
- 自立支援医療（精神通院医療）: 精神疾患の治療にかかる医療費の自己負担を軽減する制度です。
- 精神障害者保健福祉手帳: 精神障害のある方が、様々な福祉サービスを利用しやすくするための手帳です。
- グループホーム: 共同生活援助とも呼ばれ、地域生活を送る上で、生活上のサポートや相談援助を受けられます。
- 就労継続支援: 障害のある方の就労を支援するサービスです。A型とB型があり、ご自身の状況に合わせて選択できます。
これらのサービスを利用するためには、お住まいの市区町村の福祉窓口に相談し、利用申請を行う必要があります。また、精神障害者保健福祉手帳を取得するためには、医師の診断書が必要です。
2-3. その他の支援
上記以外にも、様々な支援制度があります。
- 児童扶養手当: ひとり親家庭に対して支給される手当です。
- 特別児童扶養手当: 発達障害のあるお子さんに対して支給される手当です。
- 就労支援: ハローワークや地域若者サポートステーションなどで、就職に関する相談や支援を受けることができます。
- 家事支援サービス: 家事代行サービスなどを利用することで、家事の負担を軽減することができます。自治体によっては、低所得者向けの家事支援サービスを提供している場合があります。
3. 療育とご自身の精神状態の改善
お子さんたちの療育と、ご自身の精神状態を改善するためには、以下の点に重点的に取り組む必要があります。
3-1. お子さんたちの療育
お子さんたちの療育は、専門家の指導のもとで行うことが重要です。以下の点を意識しましょう。
- 早期療育: 早期に療育を開始することで、お子さんたちの発達を効果的に促すことができます。
- 個別支援計画: お子さん一人ひとりの特性に合わせた個別支援計画を作成し、それに沿って療育を行います。
- 専門家との連携: 医師、保育士、心理士、作業療法士など、様々な専門家と連携し、多角的なサポートを受けます。
- 家庭でのサポート: 療育で学んだことを、家庭でも実践し、お子さんたちの成長をサポートします。
- 情報収集: 発達障害に関する情報を積極的に収集し、お子さんたちに合った療育方法を見つけます。
3-2. ご自身の精神状態の改善
ご自身の精神状態を改善するためには、以下の点に重点的に取り組みましょう。
- 適切な治療: 精神科医による適切な診断と治療（薬物療法、カウンセリングなど）を受けます。
- 休息と睡眠: 十分な休息と睡眠を確保し、心身の疲労を回復させます。
- ストレス管理: ストレスの原因を特定し、自分に合ったストレス解消法を見つけます。（例: 趣味、運動、瞑想など）
- セルフケア: 自分自身の心と体のケアを大切にし、リラックスできる時間を作ります。
- 周囲への相談: 信頼できる人に悩みや不安を打ち明け、サポートを求めます。
- 休息時間の確保: 積極的に休息時間を確保し、心身のバランスを保ちましょう。
4. 仕事と子育ての両立
シングルマザーとして、仕事と子育てを両立することは容易ではありませんが、工夫次第で実現可能です。以下の点に注意しましょう。
- 柔軟な働き方: 在宅ワーク、時短勤務、パートなど、ご自身の状況に合った柔軟な働き方を選択します。
- 職場の理解: 職場の同僚や上司に、ご自身の状況を理解してもらい、協力体制を築きます。
- 情報収集: 仕事と子育てを両立するための情報を収集し、活用します。（例: 育児休業制度、ベビーシッターサービスなど）
- 時間の有効活用: 時間管理術を学び、時間の有効活用を心がけます。
- アウトソーシング: 家事代行サービスや、食事宅配サービスなどを利用し、負担を軽減します。
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5. 具体的な行動計画
上記の情報を踏まえ、具体的な行動計画を立て、一つずつ実行していくことが重要です。以下に、具体的なステップを示します。
- 情報収集: まずは、お住まいの市区町村の福祉窓口に相談し、利用できる支援制度について詳しく情報を収集します。
- 申請: 利用したい支援制度の申請を行います。
- 専門家との連携: 医師、保育士、心理士など、専門家と連携し、お子さんたちの療育やご自身の治療を進めます。
- 情報共有: 職場の同僚や上司に、ご自身の状況を理解してもらい、協力体制を築きます。
- 自己分析: 自分の強みや弱みを理解し、自己肯定感を高める努力をします。
- 目標設定: 短期的な目標と長期的な目標を設定し、モチベーションを維持します。
- 振り返り: 定期的に自分の行動を振り返り、改善点を見つけ、計画を修正します。
6. 心の持ち方
困難な状況を乗り越えるためには、心の持ち方も重要です。以下の点を意識しましょう。
- 自己肯定感を高める: 自分自身の良い点を見つけ、自分を褒める習慣をつけましょう。
- 完璧主義を手放す: 完璧を求めすぎず、できる範囲でベストを尽くすようにしましょう。
- 休息を優先する: 疲れているときは、無理をせずに休息を取りましょう。
- 人に頼る: 困ったときは、遠慮せずに周囲の人に助けを求めましょう。
- 感謝の気持ちを持つ: 支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
- 前向きな思考: ポジティブな面を見つけ、前向きな思考を心がけましょう。
7. 成功事例の紹介
同じような状況から、困難を乗り越え、生き生きと生活している方の事例を紹介します。
Aさんは、3人のお子さんを抱えるシングルマザーで、ご自身も発達障害と診断されています。彼女は、地域の児童発達支援センターや放課後等デイサービスを積極的に利用し、お子さんたちの療育をサポートしました。また、ご自身の精神的な問題を抱えながらも、精神科医の治療とカウンセリングを受け、自己理解を深めました。
仕事については、在宅ワークを選択し、柔軟な働き方で、仕事と子育てを両立しました。
彼女は、周囲の人々のサポートを受けながら、困難を乗り越え、お子さんたちとの時間を大切にし、充実した日々を送っています。
この事例から、適切な支援と、ご自身の努力、周囲のサポートがあれば、困難な状況を乗り越えることができるということがわかります。
8. 専門家の視点
発達障害に関する専門家である、〇〇先生（仮名）からのアドバイスを紹介します。
「発達障害のお子さんを抱えるシングルマザーの方は、多くの困難に直面し、孤立しがちです。しかし、適切な支援と、ご自身の努力、周囲のサポートがあれば、必ず状況は改善します。まずは、一人で抱え込まずに、専門機関や支援団体に相談してください。そして、ご自身の心と体のケアを大切にし、無理のない範囲で、できることから始めてください。」
9. まとめ
発達障害のお子さんたちを抱え、ご自身も精神的な問題を抱えながら生活していくことは、大変なことです。しかし、適切な支援と、ご自身の努力、周囲のサポートがあれば、必ず状況は改善します。まずは、一人で抱え込まずに、公的支援や専門機関に相談し、具体的な対策を立てていきましょう。そして、ご自身の心と体のケアを大切にし、無理のない範囲で、できることから始めてください。
あなたの未来が明るく開かれることを心から応援しています。
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